愛車のナンバーの数字を変えたいとか、軽自動車だけど白ナンバーにしたいと考える人は多いはず。具体的にどうやればいいのか、その方法を紹介しよう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/Adobestock(トビラ写真=Nakano@Adobestock)、ベストカー編集部
■希望ナンバーの申し込みはオンラインで完結
ここでは、今乗っているクルマ(所有者がローン会社などではないもの)のナンバーを、希望ナンバーに換えるという前提で話を進めよう。軽自動車を黄色ナンバーから白ナンバーに換えることも、その過程で紹介する。
まず全国自動車標板協議会が運営する希望ナンバーの受付サイトから、希望ナンバーの申し込みを行う。トップページの「申込」から「新規申込」へと進み、氏名と電話番号、メールアドレスなどを記載する。すると自分宛にメールが届くので、希望番号などを記入すればOKだ。
ただし「・・・1」「1111」といった人気ナンバーを希望する場合は抽選となる。毎週日曜日21時までの応募を月曜日に抽選して発表するのだが、抽選自体は何度でも申し込めるので、ナンバー変更を急がないという人は気長に挑戦するのも手だ(抽選対象番号は地域によって異なる)。
申し込みが終わったら交付手数料を支払う。地域によって異なるがおおむね5000円前後だ。クレジットカードや電子マネーは使えなくて、ペイジー(ATM振込かインターネット振込)か銀行振込、郵便振替、現金書留のいずれかを選ぼう。
入金が確認されると再びメールが届く。このメールにQRコードが添付されているのでプリントアウトしておこう。これを後日持参して、ナンバーを受け取ることになる。ちなみにナンバーの交付期間には期限があるので(おおむね1か月)注意したい。
■軽自動車は「ご当地ナンバー」を狙おう
さて、ここまではいわゆる登録車(軽自動車の規格を超える自動車)について説明したが、軽自動車の白ナンバー化はどうするか。実は現在、軽自動車の完全な白ナンバーは交付されていない。ラグビーワールドカップや東京オリンピックの時期には特別仕様ナンバープレートが作られ、「寄付金なし」を選ぶと登録車と同じ図柄のない白ナンバーが交付されたのだが、「料金所などで軽自動車の見分けがつきにくい」といった声があり、その後登場した「全国図柄入り」や「大阪・関西万博」の特別仕様プレートは、黄色い枠で囲まれたナンバーへとデザインが変更されてしまった。
とはいえ手がないわけではない。各地で交付されている「地方版図柄入りナンバープレート」を利用するのだ。こちらには地域の風景や観光資源が図柄として書き込まれているものの、登録車と軽自動車で区別はない。一部ご当地ナンバーを発行していない地域もあり、図柄によっては「白」じゃない場合もあるが、「黄色ナンバーを変えたい」という人は覚えておくといいだろう。
「地方版図柄入りナンバープレート」の申し込み方法だが、申し込みサイトが「図柄ナンバー申込サービス」となるだけで希望ナンバーと手続きは同様だ。違いは手数料が高くなることと自光式が選べないこと。「番号はそのままでプレートだけ図柄入りに」という変更も可能だから「黄色ナンバーだけど希望ナンバーは入手済み」という人はこれを選ぼう(「自動車登録番号標交換申請書」がダウンロード可能になり、これを後日持参して手続きを行う)。
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