■トヨタ ノア/ヴォクシーとシエンタに納期の差が発生
トヨタのミニバン、ノア/ヴォクシーとシエンタの納期に差が出てきています。
2022年1月にフルモデルチェンジしたノア/ヴォクシーの納期は11月下旬現在、ハイブリッド車が2024年3月、ガソリン車が2023年12月と、1年以上の納車待ちになっています。
これに対して2022年8月に一新したシエンタの納期は、ハイブリッドが2023年8月、ガソリン車が2023年5月です。後から登場した新しいシエンタのほうが納車は半年以上も早くなっているのです。
それだけノア/ヴォクシーのほうが人気は高く、多くのバックオーダーを抱えているということになりますが、シエンタも売れゆきは健闘しています。シエンタの売れゆきは、販売店の多くが先代を上回る勢いでスタートしていると受け止めています。
■日産リーフ 再びのオーダーストップ
日産は、電気自動車のリーフを再びオーダーストップしました。半導体不足などによって生産に支障が生じているためです。
これによって日産は、エクストレイル、サクラ、アリア、フェアレディZに加えて、5車種もオーダーストップしていることになります。
■ホンダ ZR-Vは人気だがヴェゼルの売れゆきに影響か?
ホンダは2023年4月に新小型SUVのZR-Vを発売すると発表しました。すでに9月頃から先行受注をスタートさせており、受注の出足は好調で、11月下旬時点の納期は2023年11月以降と1年待ちとなっています。
ホンダのSUVにはコンパクトクラスのヴェゼルもありますが、こちらも絶好調の売れゆきで納期は1年待ちとなっています。つまりヴェゼル、ZR-Vとも1年待ちなので、待たされているユーザーのなかにはヴェゼルの購入をやめて、新しく登場したZR-Vに切り替えるケースも目立つようになってます。
したがって、今後はZR-Vは好調に受注が進むのに反して、ヴェゼルの売れゆきにブレーキがかかる可能性があります。
■レクサス車は軒並みオーダーストップ!
レクサスは半導体不足などによる影響を受け、ほとんどの車種がオーダーストップ状態にあり、販売店は売るクルマがなくて頭を抱えています。この状況は年初から続いており、ここ最近は特に困難な事態に陥っています。
最近発売したRXは生産枠が限定されているため、受注した場合も抽選で成約を決めています。レクサスブランドは、当分こうした状況が続く見通しです。
■トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキーがともに売れゆきが好調な理由
ブランド違いの姉妹車であるトヨタのライズとダイハツのロッキーが、ともに好調な売れゆきを見せています。
この10月の販売台数は、ライズが8660台で前年同月比113.1%増、ロッキーは2238台で前年同月比429.1%増と急増しているのです。
売れている理由は、モデルそのものの人気の高さに加えて、2021年11月に追加されたハイブリッド車が全体の半分以上の販売台数を占めており、これがリード役を果たしていることがあげられます。
さらにライズの場合、納期がハイブリッド車で1年待ち、ガソリン車で7カ月待ちなのですが、サブスクの「KINTO」で契約すれば1カ月半から2カ月程度で納車が可能になり、この戦略が販売台数を引き上げている要因のひとつにもなっています。
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