■最上級グレードのZグレードの見積もり
訪問したディーラー3店舗すべての営業マンがおススメしていたのはZグレードだった。おそらく発売当初は全部入りの豪華グレードに人気が集中する傾向を受けてのものと予想できるが……。
はたしてZグレードの見積もり額はいかほどになるのか? プリウスが400万円か、と内心思いつつ、見積もりをとってもらった。
■プリウス Z 2WD 車両本体価格=370万円
・ボディカラー、アッシュ
・ドライブレコーダー(全方向);8万9100円
・ディスプレイオーディオ(コネクテッドナビ対応):6万1600円
メーカーオプション計:15万700円
・フロアマット・デラックスタイプ:2万5300円
・サイドバイザー・ベーシック:1万7600円
・付属品その他計4万2900円
・税金法定諸費用合計:約21万円
●支払総額合計:410万4480円
営業マンおススメの高機能の2つのメーカーオプションを付けて、総支払額は410万4480円だった。
もちろんメーカーオプションを何も付けなければ400万円以下に収まる。Gグレード同様、さらに抑えたいなら17インチスチールホイール+ガンメタの樹脂ホイールキャップ+195/60Rタイヤのメーカーオプションを選べば、11万2200円マイナスとなるので、さらに安く買うことができる。
■1月中旬以降、注文するといつになる?
トヨタモビリティ東京では12月26日から年末年始の休みが始まったが、その前の12月23日の段階で営業マンに聞いたところ、
「3月末までの2022年度の当社(トヨタモビリティ東京全体)での販売枠は約1600台と聞いています。おそらく年内に先行予約をしていただいたお客様でその枠がいっぱいになってしまうと思われます」。
この時点で複数のトヨタディーラーに聞いてみたが、今年度販売分の枠はいっぱいで納車の順番を決めるために抽選を行っているディーラーがあったり、まだ年内は先行予約を受け付けていなかったり、対応はまちまちだった。
その時点で納期を聞いてみたが、ディーラーによって、5台受注まで、8~12台受注までが2022年度内の納車になるかもしれませんと、これもまたバラツキがあった。
そして、2023年となり、1月15日に再度、都内および首都圏のディーラーに電話で聞いてみたが、かなり反響があって受注が殺到しているらしく、話を聞いた営業マンはいずれもかなり興奮気味に答えてくれた。
「年初早々、新型プリウスを予約したいという取い合わせが多くなりまして、この土日は多くのお客様にお越しいただいております。しかし、当社の枠はすでに20台を超えていまして、最初に注文いただいたお客様が3月末、そのほかのお客様は5~6月頃になるかと思われます」。
12月末の段階では「今予約していただければ3月末もしくは4月には納車できるかと思います」と、この営業マンから聞いていたのだが、予想を上回る受注があったのだろう。
首都圏の営業マンからも1月10日の発売から契約されるお客様が一気に増えたそうで、1月15日以降にZ、Gグレードを注文すると納期はいつになるのか? と、首都圏のディーラーに聞いてみたが「2023年冬頃」「2023年内」「2024年春」「パノラミックルーフ装着車は1年半以上」というふうにまちまちで、正確にはわからないというのが正直なところだろう。
新型プリウスをこれから購入したいと思っているユーザーは、お近くのトヨタディーラーになるべく早く行って、営業マンと密に連絡を取ったほうがいいだろう。
コロナ禍や半導体不足による影響で生産調整が行われており、納期がいつになるのかいまだ不透明の状況が続いているが、今後、早くなるか遅くなるかもわからない。生産の遅延をできる限り早く解消してくれるよう、望むばかりだ。
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