5ドアジムニー悪路性能はいかに!? ジムニー乗り編集部員徹底分析! 新世代ジムニーは待ちか否か

■100kg増の5ドアをどう操るか?

編集部員の先代ジムニー。コンパクトなサイズでオトナ二人でも軽快に走る。現行シエラより100kgも重い5ドアは鈍重になってしまうのか(撮影:池之平昌信)
編集部員の先代ジムニー。コンパクトなサイズでオトナ二人でも軽快に走る。現行シエラより100kgも重い5ドアは鈍重になってしまうのか(撮影:池之平昌信)

 もうひとつ気になるのがその車重。1080kg程度のシエラに対して5ドアは1200kgほどあり約120kgの重量差がある。成人2名分の重量差を多いととるか少ないととるかは微妙だが、走行性能には大きな差が出る。

 特に1.5Lの自然吸気エンジンは大幅なパワーアップなどはなく、やや非力に感じるケースがありそうだ。ランクルやラングラーのように図太いトルクで走破するモデルではないので、ジムニーらしい勢いをつけた走りが必要だ。

勾配などで車重は重要な要素になる。エンジントルクが伝わらなければズルズルと下がってしまうが、1.5Lの自然吸気エンジンだけでは少し心もとないか?
勾配などで車重は重要な要素になる。エンジントルクが伝わらなければズルズルと下がってしまうが、1.5Lの自然吸気エンジンだけでは少し心もとないか?

 解決手段としてはトラストなどが発売しているターボキットを組み込むのがオススメ。トラストのターボキットは約50万円ほどだが同社のテストでは35psアップの124psを記録している。トルクも6kgmアップの約18kgmとかなりのモリモリさ。現状では3ドア用の設定だが、5ドアが日本に導入されればぜひ適合してほしいところ!!

 まとめとしては本格的にオフロードにいきたい、ソロキャンプや夫婦2人の小旅行などの用途の人には3ドアを勧める(実は荷室容量も3ドアのほうが大きいし)。しかしかつてのエスクードの代替と言うべきか、クロカン性能の高いSUVを求める層にはジムニー5ドアは唯一無二の存在だろう。

 そもそも日本導入の最低条件がジムニー3ドアのバックオーダー解消後、というのが大前提なのでまだ悩む時間はたくさんありそうだ(導入されるかもわからないから妄想で終わるかも)。

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