■まとめ:個人で手軽にレストアできる時代がきっと来る!?
価格面、耐久性の面や生成のスピードなどの面では、まだまだ万人向けに販売できるところまでは来ていない3Dプリント技術。だが、着実に進歩はしているので、思ったよりも早く、国内でも旧車の部品再生が手軽にできる時代が来るかもしれない!!
●取材協力:SOLIZE Products 株式会社
国内で27年以上にわたり3Dプリント技術により、樹脂から金属までデジタルものづくりを行っているSOLIZE Products(ソライズプロダクツ)株式会社。
BtoB(企業間取引)の試作領域において、国内最大級の8台の3Dプリンターを保有。アルミ、ステンレス、インコネル、マレージング鋼、さらにはオリジナルの樹脂を開発することで幅広いニーズに応えている。
特殊車両や補給パーツなどの少量生産品において、実在庫を持たず、3Dデータから必要に応じて製造することができる。
個人向けにもINTER-CULTUREというブランドを立ち上げており、3次元CADデータを送って、作成を依頼することが可能。
【番外コラム】エルビス・プレスリーの愛車が3Dプリンターで復活!
「キング・オブ・ロックンロール」と呼ばれたエルビス・プレスリーが所有していたBMW 507が、BMWによって2016年にレストアされていた。
この車両は、エルビスが旧西ドイツで購入し、アメリカに持ち帰ったもので、長い間行方不明になっていたが、2014年に発見された。エンジンなどもない状態だったが、ストックのない部品などを写真やカタログを参考に3Dプリンターで作り出し、見事に復活させたという。
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