秒単位で組まれた緻密なダイヤとそれを厳密に守って運行する日本の鉄道は、高い定時運行性が大きな特徴の一つ。それが当たり前の日常がゆえに一度ダイヤに乱れが生じると、しかたのないことと頭ではわかっていても、どうしてもストレスを感じてしまう。
車両や設備の故障のように鉄道会社が起因のトラブルもあるものの、どんなに事前に鉄道会社が対策していても、列車を止めざるを得ない事象が近年、時折発生している。その代表格が台風や大雨、大雪、地震といった自然災害だ。異常事態が発生した時、誰がどこでどのようにして、列車の運行の可否などを判断しているのだろう。そこで今回は東海道新幹線の中枢を担う「ある場所」へ取材を行った。
文、写真/村上悠太
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