■日本の自動車産業全体を引っ張る「活性剤」になってほしい!
続いて、ふたつ目のお願いは「自動車産業全体を引っ張って欲しい!」というもの。章男さんの面白さって、トヨタの独占を目標にしないこと。あれほど積極的に2輪車のアピールをした自工会会長など見たことない!
鈴鹿サーキットで行われているホンダのイベントに乗り込むなど同業他社とのコラボレーションも大好きだ。最近、日本の自動車メーカーの社長は存在感が薄くなり、活力も失いつつある。
隠居となってトヨタ色が薄れれば、さらに突っ込んで行けるだろう。触媒のように他社の上層部を変化させていくことで、日本の自動車産業は元気になる。今までトヨタ社員に「もっといいクルマ作り」をアピールしてきたけれど、これから「もっといい日本車作り」を訴えていただきたいと思う。
私ら自動車メディアも、トヨタ1社でなく業界全体を盛り上げるための動きなら精一杯応援したい。
■最後は「モータースポーツ」への積極的な参戦!
最後の3つ目が「今後さらにモータースポーツに参戦してほしい」。23万人の仲間を引っ張るトヨタの社長として考えると、事故など起こしたら責任重大。会長というポジションであり、会社の業務じゃなければ素晴らしい趣味だと思う。
スーパー耐久レースであれば完全に乗りこなせている。タイで行われたアウェーのレースでもガンガン走れていました。自分で限界を感じるまで出てほしい。
何よりモータースポーツが盛り上がります。ラリーなら単独で走るから、さらにリスクは少ないと思う。WRCジャパンにもエントリーして欲しい。
そして65歳以上のシニアクラスを創設し、かつての名ドライバーなど呼んで走ってもらう。ゴルフコンペの『ダブルペリア』などのハンデを取り入れれば楽しい勝負になり、大いに盛り上がると思う。私のルノーも混ぜてくださいませ。
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