マツダが北米市場に投入する「CX-90」の発売がいよいよ秒読みとなってきた。同車はマツダの開発したラージプラットフォームから生まれる最大の3列シートSUV。北米マツダが公開しているツイッターやYouTubeなどから、現時点での最新情報をまとめよう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/北米マツダ
■ティザー動画ですでに外観&内装がチラ分かり!
マツダCX-90の発表は、北米時間の1月31日とアナウンスされている。とはいえマツダ現地法人である北米マツダは、ツイッターやYouTubeを通じて小刻みに情報をリリースしており、その概要は徐々に明らかになりつつある。
まずボディだが、CX-60で打ち出したラージプラットフォーム製品群のイメージを継承しつつ、3列シートを備えた大型SUVとしての堂々たる体躯をアピールするもの。サイズについては非公表ながら、既存の3列シートモデルCX-9より大きくなるという噂があり、全長5.1m、全幅2mを超える可能性が高い。
パワートレインだが、CX-90に用意されるのはプラグイン・ハイブリッドと、3.3リッター直列6気筒ガソリンターボのマイルドハイブリッド仕様。特に後者はマツダ史上最強の340ps/369lb-ft(約51kgm)のスペックをうたうとされ、近年の日本車にはなかった豪快さと経済性の両立した走りを披露してくれそうだ。
足回りに関するトピックでは、ロードスターが初採用したKPC(キネマティック・ポスチャー・コントロール)を全車に搭載する。これは一定以上のGがかかるコーナリングにおいてイン側の後輪にわずかにブレーキをかけ、サスペンションの沈み込みを利用して車体を安定させようという制御。ロードスターよりも荷重変化の大きい大型SUVだけに、その恩恵はいっそう高くなりそうだ。
北米マツダのティザー戦略だが、1月11日、アメリカでも活躍する俳優の真田広之さんがCX-90の開発拠点を尋ねる動画で幕を開けた。1月13日には積み上げられた巨大な箱の中から、CX-90のコンポーネンツが開封されていく2本目の動画を公開。画面中には公開までをカウントダウンする時計が表示された。
続いて1月20日、真田さんが開発者と対話していく3本目の動画が公開。ここではやりとりの途中でCX-90の短い走行シーンが挿入されており、ストレート6のサウンドが聞くことができる。最後には下から見上げたフロントマスクも明らかにされる。そして1月27日、CX-90が徐々に組み立てられていく4本目の動画では、CX-60とも共通する和の美意識を織り込んだ美しいインテリアが分かる。
ここまできたら、いよいよあとは実物を目撃するのみ。圧倒的なボディサイズゆえ、日本への導入はハードルが高いが、次に登場するはずの日欧向け3列シートSUV、CX-80へのヒントがたくさん詰まっていることが間違いない。1月31日が待ちきれない!
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