クーペルックの「C-HR」だってキャディバッグを横置き
スタイリッシュなデザインで人気の高いクロスオーバーモデルの「C-HR」。寝かされたCピラーやそこに内蔵するように配置されたドアハンドルなどクーペを思わせるルックスは、一見パッケージングよりデザイン性を重視したものに思われるが、実は見た目以上にラゲッジスペースを確保している。幅1100×高675×奥行770mm、容量318リッターで、実はキャディバッグを横置きで1本積載可能だ。
1本だけ横置きできたって意味がない、そう思う方もいるかもしれないが、ドライバーなど長いクラブを抜かなければ横幅が収まらないクルマでは、ゴルフ場に到着後、抜いたクラブをバッグに戻し忘れて、ラウンド前に慌ててクルマに戻るなんてトラブルも少なくない。メンタルスポーツであるゴルフでは、こういう余計な手間でスコアを崩すこともある。1本でも横置きできるラゲッジスペースがあれば、ゴルフの快適性はぐっと上がるのだ。
C-HRより実は優秀!? 「カローラスポーツ」&「ヤリス クロス」
そういう意味でも、幅1390×高さ770×奥行800mm、のラゲッジスペースを持つ、カローラスポーツも9型サイズのキャディバッグが1本ながらしっかり横置きできる優秀さだ。
さらにトヨタではより下のクラスでもキャディバッグが横置きできるから驚きだ。「ヤリス」のクロスオーバーモデル「ヤリス クロス」は、フルサイズのキャディバッグを2本横置きできる。幅1400×高732×奥行820mm、容量390リッターのラゲッジスペースは兄貴分にあたる「C-HR」よりもさらに広い。
ラゲッジスペース手前の両サイドが抉れており、46インチのドライバーを挿したキャディバッグがまさに“シンデレラフィット”がごとくそのまま収納できる。
ゴルフカーとしてもイケるコンパクトミニバン「シエンタ」
ファミリーに人気のコンパクトミニバン「トヨタ・シエンタ」。トヨタ製ミニバン唯一の5ナンバーで取り回しの良いボディサイズと、低床設計の優れたパッケージングは、4名乗車でキャディバッグ4本積載もこなせる、ゴルフカーとしても注目の一台と言える。
まずは2列シートの5人乗りモデル。幅1265×高さ1070×840mmのラゲッジスペースは、シートを倒すことなく、4名分の荷物とキャディバッグを積載するのに十分な広さだ。
また、3列シート7人乗りモデルは持ち前のシートアレンジが性能を発揮する。2列目と3列目のシートを片側だけ倒し、そこにキャディバッグ4本分のスペースを確保。これにより、1列名が2名、2列目1名、3列目1名の変則的な4名乗車とはなるが、5人乗りモデルの4名乗車でラゲッジいっぱいに荷物を積載するよりも乗車中の重量バランスは良いかもしれない。後部座席同士の会話がスムーズにできないことに目をつぶれば、ゴルファーズビークルとしてはかなり優秀な存在だろう。
まとめ
古くから、ドイツの自動車メーカー御三家のセダンタイプにはラゲッジにキャディバッグの積載を意識したかのようなスペースがあるということもあってか、日本ではゴルフ車というと輸入車のイメージが強い。しかし、トヨタ車の全方位的なキャディバッグ積載力は、ゴルファーならばもっと目を向けるべきかもしれない。
【画像ギャラリー】キャディバッグがこんなに載るの!? 隠れゴルファー御用達車はこれだ!! ゴルフ=輸入車はもう古い!?(9枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方ジムニーは想像より広くて驚きました。「ハリアー」を「ハリヤー」と言ってしまっているの残念でしたが。