■クラシカルなデザイン×機能美×ラグジュアリーで、唯一無二の「おしゃれ」感に
Gクラスは本来、「本格オフローダー」という機能優先のモデルであり、その角ばったレトロなスタイリングはストイックで男性的な、趣味性の強いモデルだ。
ただGクラスではそこへ、ラグジュアリーも加えられたことで、ファッションでいえば、「着崩しコーディネート」とか「抜け感」などのような、おしゃれな雰囲気が生み出されているのだろう。「本格オフローダーなのに、きれいに舗装された都会の道を走る」といった贅沢な使い方も、おしゃれ感を主張できる重要な要素となっている気がする。
これが、たとえば日本が世界に誇るランドクルーザーやレクサスLX、また直接のライバルであるディフェンダーなど、他の本格オフローダーで同じことをしようとしても、こうは決まらない。
どことなく親しみも感じるクラシカルなデザインと機能美、ツボを抑えたラグジュアリー、(形が変わらないので)常に最上級SUVというヒエラルキー、そしてメルセデスというブランド力のハーモニーだけが醸成できるものなのだろう。
高級セダンやスーパーカーではちょっと表現できない独特の世界観こそ、Gクラスが選ばれる理由なのだろうが、ひょっとすると、浮き沈みの激しい芸能界においては、Gクラスのリーセルの高さも、魅力となっているのかもしれない。
例えば、走行距離3万キロ程度の2020年式 G350dの中古車は、新車価格と変わらない、およそ1300~1600万円の価格で販売されている。「輸入車は納車された途端に激しく値落ちする」といわれるが、Gクラスに限っては値落ちが少なく、「財産」としても考えることができるクルマなのだ。
■ディーゼルモデルならば、エコカー減税が適用される
ちなみにGクラスにかかる税金は、自動車税がG350d(3.0L)で5万1000円、G550(4.0L)で6万6500円、重量税が2年分で4万9200円(2.5t超)となる。ただしG350dの場合はディーゼルなので、エコカー減税で100%の免税が受けられる。
本格オフローダーの貫禄と、メルセデスブランドのラグジュアリーなデザインや装備の数々で、唯一無二の存在であるGクラス。クルマを取り巻く環境が大きく変化する時代ではあるが、その魅力はずっと保ち続けてほしい。
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コメント
コメントの使い方Gクラスにせよ、フェラーリ、ランボにしろ、1000万を超える価格なのに、200万を切る軽より早く壊れるとか、どんな品質なんだよと、いつも思うわ。