日本でも扱いやすいサイズの本格オフローダー 「テラ」
堅牢なラダーフレームを採用した本格オフロードSUVではあるが、パトロールより小型で扱いやすいミドルクラスSUVである「テラ(Terra)」。現行型は2018年2月に発表され、同年に中国で販売開始、その後フィリピンやタイでも販売開始となった。
ボディサイズは全長4900mm×全幅1865mm×全高1865mm、ホイールベースは2850mmと、日本の道路事情でも比較的扱いやすい大きさ。3列シート7人乗りで、悪路走破もこなせるファミリーSUVであるテラは、パトロールと同様に、力強い存在感とラダーフレーム特有の厚みを感じさせるフォルムでありながら、C字型のLEDシグネチャーランプやスタイリッシュなヘッドランプデザインなど、現代的で洗練されたディテールが特徴だ。
2020年には、中東向けにデザインが変更された「エクステラ」も登場。こちらはクロームのVモーショングリルやバンパーサイドの意匠、ラグジュアリーな雰囲気を感じさせるリアビューなど上質な仕上がりだ。
この存在感は本格オフローダーだからこそ インフィニティ QX80
日産が海外で展開する高級ブランド「インフィニティ」のフラッグシップSUVである「QX80」。お察しの通り、QX80は、前出のパトロールのインフィニティ版だ。
基本的な走りのメカニズムはパトロールに準ずるが、インフィニティブランドであるため、モダンで落ち着いた雰囲気で、オンロードでのゆとりのある走りとプレミアム感のある上質な乗り心地を予感させてくれるデザインが特徴。
ホイールのサイズやインテリアの仕様はグレードによって異なるが、エントリーグレードでも、3列シートすべてに上質なナッパレザーを採用しており、12.3インチのタッチディスプレイやBOSEプレミアムオーディオシステムが装備される。上級グレードでは22インチのダーククロームアルミホイールやセミアニリンレザー仕様のシートなど、ラグジュアリーな装備でドライバーと乗員をもてなす。
SUVといえばクロスオーバーのスタイリッシュなデザインが主流ではあるが、この堂々とした存在感は本格オフローダーがベースとなっているからこそのものだろう。
◆ ◆ ◆
市場のニーズと、いまの電動化への流れを考慮すると、残念ながら、これらのモデルが日本に導入されることは考えにくい。限定販売でもいいので、日本でも販売してくれると、日産のイメージがまた変わってくると思うのだが…。
【画像ギャラリー】日本にも欲しい… 日本未導入の日産本格オフローダーたち(20枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方