待ちに待ったジムニーシエラの5ドアモデル「ノマド」。後席ドアが追加されて、家族4人のドライブもがぜんラクチンになった。しかし便利なのはドアだけじゃない。リアシートはいろいろと快適になっているのよ!
文と写真:スズキ、ベストカーWeb編集部
簡素だったシエラのリアシートが激変!
改めてノマドの成り立ちだが、ジムニーシエラの全長を340mm延長したことで、リアドアを持つ5ドアモデルとなった。ちなみにその延びた340mmはそっくりホイールベースの拡大に当てられているから、後席はその恩恵をそっくり受けてシエラとは別モノの居住性を獲得している。
しかしリアシートのトピックは広さだけじゃない。スズキはノマドにさまざまな気配りを盛り込んでいる。
まずはドアトリムだ。素のジムニーシエラの後席回りは実に簡素で、肩より下こそ樹脂トリムで覆われているが、リアウインドウ(固定式で開かない)の周囲は塗装されたボディがむき出しの状態だった。
【画像ギャラリー】3ドアのシエラと全然違う! ウソだと思うならこれを見て!(6枚)画像ギャラリーシートのサイズも厚みもまるで違う!
いっぽうノマドは違う。ドア内側がショルダー部分まで厚みのある樹脂トリムで覆われ、見た目の高級感が段違いに増した。なにより窓が開くという点は、後席で過ごす乗員の開放感を圧倒的に高めるだろう。
実はシート自体もまるで違う。横方向が車体の幅めいっぱいまで拡大されているし、クッションの厚みも増している。さらに1段階リクライニングさせることも可能なのだ。
さらに乗降性も考慮されている。大きくなったシートの座面隅をカットすることでふくらはぎ周辺の足抜け性を高めた他、ドアトリム&Bピラートリムを面取りすることでつま先がひっかかりにくい形状としている。リアホイールハウスの出っ張りも抑えられているから腰を回転させやすいという点もうれしい。
ジムニーノマドのことを単に「5ドアになったシエラだろ?」と思っていたら大間違い。ノマドの後席は長距離ドライブにも使える優れた作り込みがなされている。気になる人は、ぜひディーラーで確認を!
【画像ギャラリー】3ドアのシエラと全然違う! ウソだと思うならこれを見て!(6枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方そりゃジムニー&シエラで好評だったフルフラット機能を無くしたんだから貧相なリヤシートだったら購入者は怒る。
インドでは運転手さんを雇って後ろに乗るスズキジムニーのオーナー様もいらっしゃいます。
つまり立派な高級車なのです。
インドのセンチュリーですね。