■セダンのテイストが強いクラウンクロスオーバー
ハンドリングは、背が低く、最低地上高も50mm低い145mmのクラウンクロスオーバーのほうがスポーティな味わいとなっている。AVSダンパーの効果も強く感じられ、路面を舐めるように駆け抜けていく。
どちらも後輪操舵を行うDRSを搭載するが、後輪駆動に近い運転感覚を身につけているのはクラウン、優雅な身のこなしを見せるのはレクサスRXだ。RXはクラウンより上屋の動きは大きく感じられるが、思いのほか軽やかで、狙いどおりに走ってくれる。
ジャンルは同じクロスオーバーだが、クラウンはセダン的な香り、レクサスRXはよりSUVテイストが強い。
価格差を反映してか、インテリアの上質感もRXはクラウンの上をいく。見栄えがよく、高級感を前面に押し出した。また、意外にもクラウンはこれまでと同様にトランクを踏襲し、レクサスRXはハッチゲート付きだ。RXの積載能力は高く、荷物も積みやすいなど、実用性能はかなり高い。
■判定
・後輪駆動に近い走りを味わうのならクラウンクロスオーバーRS
・高出力の走り、より高い実用性能ならRX500h
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