2023年3月28日、日産は公式SNSにおいて、R32型スカイラインGT-RのEV試作車製作プロジェクトを発表した。4月30日時点で、「♯R32EV」はVol.5まで公開されている。
この「R32 EV」について詳しい話を聞こうと、日産広報部へ取材を試みたが、「超」極秘裏に進んでいるプロジェクトのため、SNSやホームページでリリースした情報以外は一切出すことができない、とのこと。それならば、勝手に想像してみよう!! ということで、筆者が推測する「R32 GT-R EVプロジェクト」の全貌と真意について、ご紹介しよう。
文:吉川賢一
写真:NISSAN
AE86のコンバートをみて感化されたのでは??
「旧車をバッテリーEVへコンバート」と聞いて思いだすのは、東京オートサロン2023で、トヨタが発表した2台のAE86 EVコンセプトだ。1台は水素燃焼エンジン車に、もう1台はバッテリーEVに、パワーユニットをコンバートし、実際にサーキットを走る水準まで製作されていた。
日産は、3月28日のVol.1において、「R32EV」プロジェクトが発足したきっかけについて、以下のように発表している。
3月28日の日産公式SNS(Twitter、Instagram)より引用
【R32EV】vol.1「日産はR32型スカイラインGT-RのEV試作車製作に挑戦します。この取り組みは、GT-Rに憧れて入社した技術者が「最高に好きなクルマに、今自分が関わる最新の電動化技術を載せて、もっとワクワクするクルマを造りたい」という思いから始まりました。」
ここからは推測だが、おそらく前述したトヨタのAE86の動きを見て感化された日産社員の有志が、会社側へ提案することで始まった企画ではないだろうか。日産にはこれまでも、旧車をレストアする日産名車再生クラブがあり、2000GT-Rやサニー、シルビア 240RS、バイオレットなどを手掛けてきたが、本企画はそれとは様子がちがう。
おそらく、広告やマーケティングの専門家によって企画され、改修を担当する特命チームが編成されたのだろう。「復刻」が目的の名車再生クラブとは違い、今回は「今自分が関わる最新の電動化技術」を織り込むということなのだから、相当な力(と予算)がかけられているはずだ。
コメント
コメントの使い方トヨタほどの技術力がないからEV化で茶を濁しているのかもしれない。水素エンジンは素晴らしいものですよ。
衝突被害軽減ブレーキ取り付けが先だろ!
そんなのが必要な高齢者or下手っぴがGT-Rについて語る資格はないね。