■ミラクルオープンドアはタントにしかない専売特許/ダイハツ タント
お薦めはターボのカスタムRS。軽自動車の実用レベルと言える低中速域での加速性能がとてもリニアで、ハンドリングとのマッチングもいい。Bピラーがドア内蔵タイプのスライドドアだが、ボディの剛性感がしっかりしていて特にブレーキング時のノーズダイブも適度で安心感がある。
■装備&コスパの評価
一番の特徴は左側のピラーをスライドドアに内蔵したこと。前後のドアを両方とも開くと、開口幅が1490mmに広がる。子育て世代なら、ベビーカーを抱えて乗車して、車内で子供をチャイルドシートに座らせられる。
その後、親は降車せずに運転席へ移動できる。これはタント独自の使い勝手で、ライバルに対しアドバンテージがある。その代わりシートアレンジが変更され、後席をワンタッチで平らに格納できない。格納時の荷室高も以前に比べて減った。それでも後席の座り心地はライバル車より快適だ。
買い得グレードは標準ボディのXで、左側のワイドな開口幅、使い勝手などを考えると割安と言える。
●いいところ
・中低速域の良好な加速性能(松田)
・左側のドアは開口幅が広い(渡辺)
●イマイチなところ
・高速域でのパワー感不足(松田)
・シートアレンジが少々面倒(渡辺)
●ダイハツ タント(Xターボ・FF)主要諸元
・全長×全幅×全高:3395×全幅1475×全高1755mm
・車重:920kg
・最小回転半径:4.4m
・パワーユニット:658cc、直3ターボ(64ps/10.2kgm)
・燃費:21.2km/L
・価格:165万円
■スーパーハイトワゴンでナンバーワンのハンドリング/日産 ルークス
ボディ剛性が高く、そのガッシリ感に裏打ちされたサスペンションのしなやかさが、ハンドリング面のスポーティさとコンフォートさの絶妙なバランスを保っている。正直、スズキのエンジンを搭載したくなるようなかったるい加速感と燃費の改善に期待。プロパイロットは絶品です。
■装備&コスパの評価
インパネの上面を平らに仕上げ、スーパーハイトワゴンでは前方視界が最も優れている。プレミアムグラデーションインテリアを装着すると、質感も大幅に向上する。衝突被害軽減ブレーキは、2台先を走る車両の挙動も検知して作動するから事故防止の効果が高い。SOSコールも幅広いグレードに標準装着した。
その一方で車間距離を自動制御できる運転支援機能などを備えたプロパイロットは、上級グレードのみの装着だ。価格は最も安い仕様でも約189万円に達する。幅広いグレードに標準装着するN‐BOXなどに比べて、ルークスでは割高な装備になる。
●いいところ
・スポーティなハンドリング(松田)
・視界に優れ安全装備も充実(渡辺)
●イマイチなところ
・高速域の加速力不足と燃費(松田)
・運転支援装着車は割高価格(渡辺)
●日産 ルークス(ハイウェイスターGターボ・FF)主要諸元
・全長×全幅×全高:3395×全幅1475×全高1780mm
・車重:980kg
・最小回転半径:4.8m
・パワーユニット:659cc、直3ターボ(64ps/10.2kgm)+モーター(2.7ps/4.1kgm)
・燃費:19.2km/L
・価格:184万9100円
コメント
コメントの使い方スペーシア一択。デザインもいいし、本文にある様に足回りとエンジンがスバラシイ。個性が弱いと書いてありましたがギアはクロスオーバースーパーハイトの始祖ですし。それにディーラーで行われる愛車無料点検も中々いいサービスですよ。
結果、N-BOXになるってことか。
そろそろフルモデルチェンジの情報が欲しい。