ジムニーシエラでネックになっていた部分を、ノマドで。プロのユーザにターゲット層を絞っていたシエラに対して、ノマドでは日常生活においても強い存在でいられるように、使い勝手の良さを念頭において開発がなされた。それゆえ、荷室の利便性もアップした!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:森山良雄、スズキ、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ラゲッジ広っ!! [ジムニーノマド]はキャンプ&買い物にも良きパートナー!! (9枚)画像ギャラリー日常領域での使い勝手向上に万歳!!
ジムニーシエラの強みとは何か。悪路走破性の高さ、頑丈なフレーム付きの車体、見切りの良いボディデザイン、無駄のないデザインといったところだろう。
これらのエッセンスにプラスして、リヤシートの乗り心地や居住性、荷室の使い勝手といった、日常領域の利便性が優れていたら、もっとターゲット層の拡大に繋がるのではないだろうか。これらの背景が、ジムニーノマド投入のきっかけとリンクしている。
まずは全長。シエラでは3550mmだったが、ノマドでは3890mmに。この結果、4名乗車時の荷室床面長が590mmとなり、シエラと比較すると+350mm拡大。広い荷室空間の実現に成功した。
フラット化を叶えてくれるアイテムの存在
また、リヤシートの作りが大きく異なっているのも、荷室の特徴に深く関係している。シエラのリヤシートが小ぶりなのに対して、ノマドは快適性も向上させるべく、シートに厚みを設けたのだ。
その結果、背もたれを倒すとシエラはフラットに近い状態なるものの、ノマドは座面と荷室の床面に段差が生じてしまう。加えて、背もたれの裏側も斜めのままになってしまうのだ。ひと休みしたい時は、シエラの方が快適に横になることができるのである。
ただし、ノマドでフラットにする方法が無いわけじゃない。スズキ販売会社では、フルフラット化を可能にするラゲッジボックスの販売。ノマドでもフラット化を希望したい人は、マストで購入するべきアイテムとなるだろう。小物の収納も可能で、価格は2万9700円。
ジムニーシリーズのなかで、ユーザビリティが魅力のノマド。荷室が広い点は、日常やレジャーシーンにおいても嬉しい限り。
「シエラに乗りたいけど荷室がなぁ」と、ジムニーの購入を渋っていたファミリー層やレジャー好きにとって、ノマドの登場は朗報でしかないんじゃない!?
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コメント
コメントの使い方インド産やから後部のラゲッジスペースなんか気にしてない。ボディーカラーも
ありきたりな色なのに価格だけはいっちょ前。
すぐに飛びついても2,3年待ち。。。欲しくないなー
座面外せばフラットになりそう
ノマドの後部座席が広く快適になったのはシエラからするとありがたいと思うけど、倒した時にフラットにならないのはジムニーやシェラの仕上がりと比べると大きな欠点だと思います。またリクライニングするための後部ドア付近にあるキャッチも椅子を倒した時大きく飛び出している。リクライニングしなくてももう少し小さくできなかったのかと考えてしまう。