先日、発売延期を報じたばかりの新型アルファード・ヴェルファイアだが、またまた筆者のもとへリスケジューリングの情報が飛び込んできた。結論から言うと、登場は再延期となる模様。テスト車がすでに目撃されているが、一体いつになったらアルヴェルが出てくるのか……・
文:ジョー城ヶ崎/写真:Twitter (かめれおん@qMuU2ii9LCvvqcX)/CGイラスト:ベストカー
※本企画に掲載する情報は、メーカーからもたらされたものではなく、筆者が独自に調査し、執筆したものです。
■6月中のデビューは無い!! スケジュールは白紙撤回へ……
第一報では2023年6月7日、そして先日の延期情報を含んだ第2報では6月中旬(のちの調査で6月21日と判明)のデビューを報じてきたが、この日程がさらに延期されることとなった。
しかも今回は、延期の日程が「未定」となっている。事実上のスケジュール白紙撤回が発生した模様だ。
詳しい日程は、各方面の進行状況を調整の上、見通しがつき次第再案内とされていて、現時点ではどのくらいの規模で延期となるのかは、全くわからない状況である。
新型モデルの発表が、再延期となるのは珍しく、さらには延期後の日程が不明というのは、異例中の異例。一体、新型アルファード・ヴェルファイアに何が起こっているのか。本当にデビュー出来るのかも心配になるほどだ。
■テスト車の目撃談もあるのに……なんで今再延期なのよ!?
先日、Twitter IDかめれおんさんが、新東名・浜松いなさJCT付近で、新型アルファード・ヴェルファイアの覆面テスト車を撮影しており、開発自体は順調に進んでいるように見える。
販売店向けの販促マニュアルも、予定通りに4月に届き、トヨタ販社としても「あとはクルマが来るだけ」という準備万端の状態だったはずだ。
先日お伝えした延期の一報では、延期の理由を、販売準備期間の確保とトヨタディーラーへの展示・試乗車を十分に行きわたらせるためとお伝えした。
実際に現車を見て、触って、確かめてから購入することが、販売現場目線でも、生産するメーカー目線でも正しい「自動車販売」のカタチである。この点に関しては、筆者も新型アルファード・ヴェルファイアの売り方への大きなこだわりを感じた部分だった。
今回のスケジュール白紙撤回には、この「こだわり」が大きく関係しているようだ。
どうも再延期せざるを得なくなったのは、初期配車される新型アルファード・ヴェルファイアの生産遅れが原因となっている模様。
全国のトヨタ販売店へ届ける新型車の生産が間に合わず、こだわりの大切に売るという部分が実現できないことから、販売スケジュールを一から組み直す必要が出てきたのではないかと筆者は見る。
コロナ禍で大きくずれ込んだ車両生産スケジュールは、新型アルファード・ヴェルファイアにも大きな影響を与えている。
トヨタとしては見切り発車で登場させることもできたと思う。しかしそれでは、また注文が殺到し、超長納期になることは確定的。それならばと、大幅なリスケを敢行したというのが、筆者の予想する再延期のストーリーだ。
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