■新車価格を余裕で超えちゃった!! しかも人気なのは高級グレードじゃないってマジ!?
このように、マジメな5ナンバーセダンとして販売されていたプレミオだが、中古車情報サイトをチェックしてみると、高いものでは300万円前後のプライスが付けられているものを見ることができる。
ちなみに新車当時の価格は最も高いグレードでも273.6万円(2.0G EXパッケージ)であるし、高値で並んでいる車両のほとんどが1.5Lモデルであるため、明らかに新車価格よりも高値となっているのだ。
ちなみにアリオンになると、最も高いものでも200万円を切る価格となっており、兄弟車でありながら中古車価格で100万円近い開きがあることになる。
■海外でプレミオが超絶人気に!! まさかの憧れのクルマになっていた
とはいえ、「近プレミオが大人気!」とか、「アノ有名人の愛車がプレミオ!」とか、「峠最速のプレミオが登場する漫画が話題沸騰!」というような話を耳にするワケでもなく、なぜプレミオばかりが高値になっているのだろうか?
実はこれ、日本国外でのプレミオに対する人気が爆発的に高くなっているというのが背景になるのである。
特にバングラデシュやスリランカなどの東南アジア方面で人気が高く、彼の地ではプレミオに乗ることが一種のステータスとなっているようなのだ。
また、1.5Lモデルが圧倒的に人気となっている背景には、1台のクルマを長く乗りたいと考える国民性が影響しているという。
グローバルに販売されていたヴィッツ(輸出名ヤリス)や東南アジアで販売されているヴィオスなどに搭載されている1.5Lの1NZ型エンジンが圧倒的信頼度を勝ち取っているのも影響しているんだとか。
現地では日本で人気のボディカラーである白、黒、シルバーよりも、カラフルなボディカラーが好まれる傾向にある。
ダークレッドマイカメタリックやブラッキッシュアゲハガラスフレークといった色だとさらに高値で取引されるほか、日本のナビやETCも“日本から輸入されたクルマ”という信頼の証ということで人気とのこと。
ちなみにアリオンがプレミオに比べて人気薄の理由は、メッキグリルで立派に見えるプレミオに対し、スポーティなメッシュグリルは高級感に欠けるという説があり、1台を長く乗るからこそプレミアム感を大切にするということが影響しているのではないだろうか。
【画像ギャラリー】マジでプレミオが!? 今超高値のモデルがコレだ(7枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方懐かしのコロナの後継車だったアリオン!!
…て、本文ではアリオンはカリーナの後継者って書いとるやん!
バングラデシュ、スリランカは東南アジアではありません。
バングラデシュは「南アジア」になりますね。隣のミャンマーは「東南アジア」ですね。