運転中、前を走るクルマの後ろ姿を見ていてふと気づいた。クルマの後ろに付ける反射板があるクルマとないクルマが存在するのだ。たとえば日本を代表するスポーツカー、スープラとGT-Rでは、スープラには反射板があるがGT-Rにはない。なんでこうなるのか。反射板のルールを調べてみた。
文/ベストカーWeb編集部、写真/トヨタ、スズキ、ベストカーWeb編集部
■反射板は保安基準が装着が義務付けられている
クルマの後ろに付いている反射板、クルマの保安基準的には「後部反射器」といい、乗用車(全長が6m未満のもの)については、後部への装着が義務付けられている。
装着の狙いだが、主に二つの役割がある。ひとつは、夜間にテールライトが点いていない状態でも、クルマの存在を示すため。もうひとつはその状態で、おおまかな車幅を視認させるためだ。
装着にあたっては以下のような決まりがある。
・(反射度)夜間、後方150mから前照灯で照射した場合、反射光を照射位置から確認できること。
・(形)反射部が文字および三角形以外の形であること(O、I、Uまたは8といった単純な形は例外的に認める)。
・(色)反射部の色が赤色であること・
・(大きさ)10平方cm以上であること
・(取付位置)反射部上縁の高さが地上1.5m以下、下縁の高さが地上0.25m以上。さらに最外縁が自動車の最外側から400mm以内に取り付けられていること。
コメント
コメントの使い方後部反射器の装備が義務付けられたのが昭和35年ころで、この年代の車を持っていたため保安基準の製造年による適用除外をかなり調べたことがある。
「柿の種」と呼ばれる初代ブルーバードのテールレンズは後部反射器の有無でP310とP311が見分けられる(テールの大きいP312は「タケノコ」)
なお後部反射器には性能を認証する制度があって、認証のある後部反射器は「R-xx」(xxは番号)の表示がある。
記事を読ませるアイキャッチとしてはいいが、実際無いなんて事は市販車にはありえない。テールランプと兼用って素人目ですね。
LED化で光らせる面積が増える?
いや、クラウンはブレーキランプの面積は逆に少ないけど。尾灯は横一文字だけどね。
改造でもしていないとありえないですね。昔のクリアレンズも純正はそこだけ赤色になっている。
テールランプ兼用でなくて、一体なんだけどな。結構前の車は装着高さ制限が緩かったから、リヤコンビランプの中に一体になってるのが殆どで、別体が普通になったのは意外に最近なんだよな。