■極上の乗り心地その5:日産エクストレイル
2022年7月に4代目へとフルモデルチェンジした日産「エクストレイル」も、乗り心地が良いと感じたモデルだ。コンベンショナルなサスペンション車の中では、現在の国内外のラインアップにおいて、このクルマがトップクラスだと思う。
ロードノイズや風切音はライバルSUVたちよりもワンランク上、とても静かで、動性能も上質だ。e-POWER特有の静かで滑らかな乗り心地は、非常に心地よい。
また、加速や減速で前後に車体が揺れないよう、前後輪のトルク配分をコントロールするe-4ORCEも、いい乗り心地に貢献している。e-Pedalの操作感もよく、日産が電動車のつくり込みを長く経験してきた利点は、こういうところに表れているのだろう。
■万人すべてが感じる「良い乗り心地」は難しい
走行速度を重視した昨今のクルマは、ボディモーションを抑えるため、サスペンションはどうしても固める傾向になる。たしかに引き締まった足回りは安定していて走行しやすいのだが、たまには大昔の日本車やアメ車のように、緩めの乗り味も味わいたくなる。
体格も年齢も性別も違う、どんな人が乗っても「良い」と感じる、「万人にとって良い乗り心地」とは何か、乗り心地はまだまだ奥が深い現象なのだ。
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