ロードスターの美しさは世界一!? デザインが美しいマツダ&スバルそして懐かしのいすゞ車イッキ見

■スバルの「技術優先」からの脱却

ダリ草一が選んだスバル現行車デザイン第1位はソルテラ。トヨタのEV・bZ4Xの兄弟車。EVとしては超定番のフォルムで印象は決して強くないが、バランスはいい
ダリ草一が選んだスバル現行車デザイン第1位はソルテラ。トヨタのEV・bZ4Xの兄弟車。EVとしては超定番のフォルムで印象は決して強くないが、バランスはいい

 かつてスバルは典型的な技術優先メーカーで、デザインは「設計」に過ぎず、たまに登場する優れたデザインは、偶然の産物に近かった。しかし近年は、デザインに統一感を持たせ、どのモデルも質が高い。反面、モデルごとの個性は薄れ気味で、やや煩雑な装飾も目に付く。

 そんななか、現行モデルの第1位は、意外にもEVのソルテラになった。現行スバル車の中では、最もシンプルでバランスがよく、ブラック部の多用も効いている。

 第2位はレヴォーグ。スポーティなワゴンボディは、伸びやかで悪くない。第3位はWRX S4。セダンをSUV風に仕上げており、完成度はあまり高くないものの、スバルらしい個性を持たせることに成功している。

●歴代1位:スバル360/これしかあるまい

この丸みは、強度を確保するための「卵の殻」。キューピーちゃんじゃありませんヨ!
この丸みは、強度を確保するための「卵の殻」。キューピーちゃんじゃありませんヨ!

 今見るとまるでファニーカーだが、すべては機能の賜物。必要がこの傑作デザインを生んだ。フォルクスワーゲンタイプIというお手本があったとは言え、先進的なフルモノコック構造を採用し、薄い鋼板で強度を得るために、卵型のフォルムになったのだ。涙が出るゼ!

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