SUVと並んで人気となっている軽スーパーハイトワゴン。ボディも小さく狭い路地でもスイスイ入っていける!! なのに広い車内で人も荷物もゆとりを持って運べる! そこでオススメの5車種をご紹介しよう。
※本稿は2023年4月のものです
車両解説&お薦めグレード:渡辺陽一郎/値引き&納期情報:遠藤 徹、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2023年5月26日号
■No.1/ホンダ N-BOX(全高1790mm)
N-BOXは2017年以降、国内の年間4輪車販売1位を獲得し続けている(2021年を除く)。先代(初代)N-BOXの販売も好調で、現行型はクルマ造りにいっそうの磨きを掛けたから、売れゆきがさらに増えた。全高は2WDでも1790mmと高く、ホイールベースは軽自動車で最長の2520mmだ。
エンジンは補機類も含めて縦長に設計され、軽乗用車では車内が最も広い。しかも内装の造り、前席の座り心地、乗り心地、静粛性なども優れ、運転感覚は軽自動車とは思えないほど上質だ。そのために先代型からの乗り替え需要も多い。
価格は少し高いが、標準車のLは買い得だ。実用装備を充実させて、160万円以下に抑えた。
試乗車で上り坂を走り、パワー不足を感じたら、最大トルクが1.6倍に増えるLターボも検討する。価格はLに比べて約20万円高いが、サイド&カーテンエアバッグや右側スライドドアの電動機能も加わり、ターボの正味価格は7万円だから割安だ。
●ホンダ N-BOX車両情報
・お薦めグレード:標準車 L
・価格帯:146万8500~228万8000円
・納期:3カ月
・値引き額:22万円
・オススメ度:★★★★★
■No.2/三菱 デリカミニ(全高1800mm)
基本的にはeKクロススペースのマイナーチェンジ版だが、フロントマスクを大幅に変更して人気を高めた。4WDには、2WDとはサイズの異なる15インチタイヤが備わり、最低地上高を160mmへ拡大。足まわりにも専用のチューニングを施している。
インパネなどの内装は、eKクロススペースの時から上質だ。後席も背もたれを前側に倒すと座面も下がり、広い荷室に変更できる。優れた実用性に、SUVのカッコイイ外観を組み合わせた。
グレードはGプレミアムが買い得だ。Gに比べて、運転支援機能のマイパイロット、車両の周囲を上空から見たような映像で表示するマルチアラウンドモニター、右側スライドドアの電動機能、アルミホイール、汚れを落としやすい樹脂製ラゲッジボードなど、31万円相当の実用装備を加えた。
それなのにGに対する価格アップは、2WDの場合で18万1500円だから、Gプレミアムの推奨度が高い。パワー不足を感じたら、ターボのTプレミアムも検討する。
●三菱 デリカミニ車両情報
・お薦めグレード:Gプレミアム
・価格帯:180万4000~223万8500円
・納期:6カ月
・値引き額:13万円
・オススメ度:★★★★☆
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