ディーラーオプションは即決せずともOK
いっぽう、「ディーラーオプション」は、メーカーから販売店へクルマが届いてから取り付けるものなので、クルマ購入後に「やっぱり付けたい!」と思っても後付けが簡単にできる。ただし、新車購入時よりも価格が高くなる場合があるので注意。
さらに、ディーラーオプションは販売店の値引き交渉材料にされがちで、例えば「〇〇円の値引きはできませんが、代わりにオプションの△△をお付けできます」など。例としてフロアマットが引き合いに出されがちである。
フロアマットはディーラーオプションのものがいい!!
ディーラーオプションの代表的なものは、前述のフロアマット、ドアバイザー、ラゲッジトレー、ドライブレコーダーなど。
このうち、お薦めは高価すぎないフロアマットとドアバイザー、ラゲッジトレーあたり。どれもアフターマーケットパーツとして買えるものだが、マイナー車種だとラインナップにない場合もあるし、メーカー純正はとにかくフィッティングが完璧。
特にドアバイザーは、雨の日でも窓を少し開けて換気できるし、クルマ酔いしやすい同乗者がいるときに重宝する。そして「さすがメーカー純正」と思える風切り音の少なさ(車種によるのかもしれないが)も魅力だ。以前、アフターマーケットパーツで取り付けたらフィッティングがイマイチ&風切り音が気になって結局メーカー純正を購入した“愛煙家の”筆者である。
また、メーカー純正のドライブレコーダーも、取り付けが美しく「後付け感」が薄いのもいい(これも車種によるのかもしれないが)。
いずれにせよメーカーオプション、ディーラーオプションともに、まずは「自分が購入しようとしているクルマにどんな設定があるのか?」をメーカーカタログなどで吟味し、自分のクルマの使用環境を想像して選ぶことが重要。
中古車ショップの「フル装備」=オプションがすべて付いている!?
いまはかなり減ったが、年式がちょっと古めの中古車などで「フル装備」と表示されていることがある。思わず、「オプション全部のせ!?」と思ってしまうかもしれないが、実はそうではない。
現代ではカーエアコンやパワーウィンドウなどは「ツルシ」の状態で普通に付いている装備だが、かつてはカーエアコンやパワーウィンドウなどもメーカーオプション扱いだった。
特にスポーツカーや軽トラックなどは使用用途がはっきりしているため、「カーエアコンやパワーウィンドウなどの快適装備はいらない!」と考えるユーザーも多かったのだ。
この当時「フル装備」というと、主に「エアコン」「パワステ」「パワーウィンドウ」の3点セットを指すことが多かった(これに「カーステレオ」も追加して4点の場合も)。
しかし、この「フル装備」というワードはかなりあいまいで、「すべてのオプションが付いている状態」を指すこともあり、注意が必要。
フル装備の中古車は、そうでないクルマに比べて高値が付いている場合が多いので、古めの中古車の購入を検討している人は、「フル装備」が何を指すのか購入前にショップに確認しておくことをお薦めする。
といろいろ書いたが、新車カタログ片手に「グレードはコレだな」「このオプションは欲しいな~」など、悩んでいるときが一番幸せな新車購入時。買ってから「もっと吟味しておくんだった」と思わないために、まずはどんなオプションがあるのかを正確に把握してほしい!
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