ドライブの必須装備といえば、ドライブレコーダーとレーダー探知機。でも2つ付けると意外と場所を取るし、自分で取り付ける場合は作業も大変だ。そんな声が届いたのか、2023年になってドラレコとレーダー探知機が一体となった製品が登場した。早速その出来栄えをチェックしてみよう!
文/ベストカーWeb編集部、写真/セルスター工業
■理屈では簡単だが実現には時間がかかった!
「ドライブレコーダーとレーダー探知機をひとつにしたら?」というアイデアは以前からあった。ところがドラレコの機能から漏れ出す微弱な電波が、レーダー探知機と干渉を起こしたりして、実現するには予想以上の困難が伴ったらしい。
そんな中、業界初のドラレコとレーダー探知機(セーフティレーダー)の一体機「RD-40/RD-60」を発表したのが、老舗ブランドのセルスター工業だ。
「RD-40/RD-60」は、前後2カメラ式のドライブレコーダーとレーダー探知機の機能を兼ね備えた製品だが、見た目はコンパクトなドライブレコーダーという印象で、「フロントガラスをゴチャゴチャさせたくない」という人にはうってつけだ。
ドラレコとレーダー探知機、それぞれの開発で長い歴史を持つセルスターだけに、機能も申し分ない。ドラレコとしては、受光素子に暗部の解像力で定評があるソニー製のSTARVISを採用し、前後同時FULL HD録画を実現している。
夜間やトンネル内でもノイズの少ない映像を記録するナイトクリアVer.2や、HDRも搭載しており、幅広い条件下でクルマの前後の状況をしっかり録画してくれそうだ。
エンジンOFFでも最大12時間の録画を可能にするパーキングモードも搭載しているほか、後方車の接近を警告音やイベント録画で知らせる「後方キャッチ機能」など、細かい気配りも満載だ。
■最新にレーザー式移動オービスにも対応!
レーダー探知機としての機能はどうか? こちらの機能としては、最新の取締り方法であるレーザー式移動オービスにも対応しており、移動オービスが使うKバンドという周波数帯の電波もキャッチする。
しかも新設計のフレデリックレンズを採用することで、受信距離は120%アップ、集光率も約3倍になったという。さらにこのレンズとセルスター独自のシステムを組み合わせることで、移動オービス以外の赤外線やレーザー光を使う機器に対する誤作動が減り、信頼性がより高まったということだ。
RD-40とRD-60の違いだが、付属するマイクロSDカードの容量だけ。前者は32GB、後者は64GBだから、自分にあったサイズを選ぼう。オービス位置などのGPSデータは、無料で毎月更新できるからありがたい。
希望小売価格はオープンだが、ネットショップではRD-40が6万4800円前後、RD-60が6万9800円前後で販売されているもよう(価格は変動します) 。夏のレジャーを控えて、気になる人は装着を検討してはいかがだろうか。
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