■今後軽BEVに期待したいのは、軽スーパーハイトワゴンでの登場
軽BEVの今後で期待されるのは、スライドドアを搭載する軽スーパーハイトワゴンでの実現だ。サクラ/eKクロスEVのバッテリーは縦長の形状となっており、スライド機構を想定した形状にもみえる。
間違いなく、日産/三菱はこのEV専用プラットフォームで、スライドドア付の軽BEVを登場させてくるだろう。大ヒット中の三菱「デリカミニ」での実現を期待したいところだ。
そしてもちろん、軽スーパーハイトワゴンの絶対王者、ホンダ「N-BOX」も黙ってはないはず。
2023年8月3日に公開された新型N-BOXの概要では、エンジンやプラットフォームなどの主要部分は先代型と共通で、期待されていた軽用のe:HEVやバッテリーEVは含まれていなかったが、水面下で電動ユニットを用意しているのは間違いない。
ホンダは、N-VANの軽貨物バッテリーEVを2024年より販売する計画を発表しており、またN-ONEベースのバッテリーEVを2025年ごろリリースする旨も発表している。
新型N-BOXについても、フルモデルチェンジの際には用意されないものの、数年後のマイナーチェンジで「N-BOX EV(仮)」を追加してくるはずだ。
■先手を打つのはどのメーカーか!??
サクラ/eKクロスEVのヒットによって、世間の人がBEVに求めるバッテリー容量に対する考え方が変わりつつある。この風向きの変化は、今後追従してくるはずホンダやスズキ、ダイハツにとっても、追い風となるだろう。
近々の関心事は前述した軽スーパーハイトワゴンのBEV登場だ。スライドドアを搭載することから、軽の人気ナンバーワンジャンルである軽スーパーハイトワゴンで登場すれば、サクラ/eKクロスEVを上回る人気を獲得することは可能。
はたしてどのメーカーが先手を打ってくるのか!?? 今後の動向が楽しみだ。
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