クルマのイメージが強いけど……航空機産業も実はスゴイ!! 個性派メーカー「スバル」の歴史

■水平対向エンジンや四駆技術を武器に展開

1989年登場の初代レガシィ。ステーションワゴンブームの火付け役となった
1989年登場の初代レガシィ。ステーションワゴンブームの火付け役となった

 これ以降、スバルは水平対向エンジンをコアテクノロジーに、シンメトリカルAWDを採用して安全かつ愉しい走りを実現している。

 最初はデュアルレンジのパートタイム式だったが、1986年春にフルタイム4WDを採用し、電子制御によるACT-4も実用化した。1989年にはシャシーからパワートレーンまで一新し、ターボを主役としたレガシィを市場に投入。のちにアウトバックも加え、ワゴン旋風を巻き起こしている。

 21世紀を前に運転支援システムの実用化を目指し、アイサイトとして開花した。高度な能力を持つSIドライブも生み出している。また、安全性能と環境性能、それと反する走りの楽しさを高いレベルで両立させているのもスバルの特徴だ。動的な質感も高いクルマに仕立てている。

2035年のガソリン車の新車販売禁止に向け、電動化を加速させる
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 次の100年に向かって新たなスタートを切ったスバルは、提携しているトヨタとBRZ(トヨタ 86)を共同開発し、バッテリーEVのソルテラ(トヨタ bZ4X)も送り出した。また、スバルとSTIが、それまで以上に連携を強め、さらに魅力的なスポーツモデルを誕生させていく。

 独創的な技術力に加え、航空機メーカーをルーツとするから、安全に対するこだわり、空力性能を含めたデザインに対するこだわりが、より強くなっている。新生スバルが目指しているのは、所有する喜びまで考えた、商品の領域を超えたクルマづくりだ。

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