後席空間ならスペーシアギア! 乗降性一番のクルマは? スーパーハイト軽の使い勝手を検証

■注目のスーパーハイト軽SUVユーティリティチェック!!

三菱 デリカミニ
三菱 デリカミニ

●三菱 デリカミニ(180万4000~223万8500円)
・後席ニースペース(リアモースト/フロントモースト):400mm/60mm
・後席座面から天井高:990mm
・後席フロアから天井高:1400mm
・後席座面長:450mm
・後席背もたれ高:460mm
・後席前後スライド量(実測値):390mm
・後席ヒップポイント高(フロアから座面):320mm
・後席ヒップポイント地上高(地面から座面):790mm
・スライドドア開口幅:630mm
・スライドドア開口フロア地上高:400mm
・荷室奥行き(最小):330mm
・荷室奥行き(最大):650mm
・荷室天井部高:1180mm
・荷室開口部横幅:1030mm
・荷室開口部地上高:600mm

 後席は小柄な乗員に配慮して、座面長が他車よりも短く、床と座面の間隔は離れ過ぎている。座り心地は硬めだから違和感が生じた。座り心地をもう少し柔軟にして、座面長を伸ばし、着座位置を25mmほど下げると快適に座れる。

 後席のスライド位置を後端に寄せた時の足元空間はとても広い。後席の背もたれを前側に倒すと、座面も連動して下がる。荷室の床に少し傾斜ができるが、ワンタッチで自転車も積める大容量の空間に変更できる。路面から荷室床面までの高さは平均的だ。

ダイハツ タントファンクロス
ダイハツ タントファンクロス

●ダイハツ タントファンクロス(172万1500~193万0500円)
・後席ニースペース(リアモースト/フロントモースト):300mm/70mm
・後席座面から天井高:1000mm
・後席フロアから天井高:1360mm
・後席座面長:470mm
・後席背もたれ高:460mm
・後席前後スライド量(実測値):390mm
・後席ヒップポイント高(フロアから座面):240mm
・後席ヒップポイント地上高(地面から座面):740mm
・スライドドア開口幅:710mm
・スライドドア開口フロア地上高:390mm
・荷室奥行き(最小):250mm
・荷室奥行き(最大):490mm
・荷室天井部高:1120mm
・荷室開口部横幅:1030mm
・荷室開口部地上高:600mm

 一番の特徴は、左側のBピラーをスライドドアに内蔵させたことだ。左側の前後のドアを両方とも開くと、開口幅は1490mmに達する。後席の格納方法には注意したい。

 以前は後席の背もたれを前側に倒すと座面も下がったが、2022年の改良で簡素化され、座面は下がらず背もたれだけが倒れる。広げた荷室の床に約120mmの段差ができる。

 また後席は床と座面の間隔が不足して、足元空間もライバル2車ほど広くない。座面の柔軟性も不十分で、後席は先代型のほうが快適だった。

スズキ スペーシアギア
スズキ スペーシアギア

●スズキ スペーシアギア(172万5900~192万2800円)
・後席ニースペース(リアモースト/フロントモースト):390mm/170mm
・後席座面から天井高:1000mm
・後席フロアから天井高:1410mm
・後席座面長:490mm
・後席背もたれ高:470mm
・後席前後スライド量(実測値):375mm
・後席ヒップポイント高(フロアから座面):200mm
・後席ヒップポイント地上高(地面から座面):760mm
・スライドドア開口幅:750mm
・スライドドア開口フロア地上高:350mm
・荷室奥行き(最小):310mm
・荷室奥行き(最大):510mm
・荷室天井部高:1200mm
・荷室開口部横幅:1030mm
・荷室開口部地上高:510mm

 目立つ機能はないが、後席の座り心地はライバル2車よりも快適だ。座面に柔軟性があり、角度もちょうどよく、大腿部のサポート性にも不足はない。後席を後方へスライドさせた時の膝先空間も、デリカミニと同様に広い。

 後席は背もたれを前側に倒すと座面も連動して下がり、大容量の荷室になる。しかも地上から荷室開口部までの高さがライバル2車よりも実測値で90mm低く、自転車を積む時も前輪を大きく持ち上げる必要はない。収納設備も3車の中で最も多く、実用性が高い。

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