300万円台で買えるって奇跡じゃね!? 新車で手に入る稀代のFRスポーツ「GR86&BRZ」がもっと評価されるべきなワケ

■ボディも大幅進化

現行型スバル BRZ(左)と、先代(右)が仲良くサーキット走行。旧型に比べると現行型はより本格的なFRスポーツに進化。それに伴い性能を引き出すにはスキルが求められ、ランニングコストも増えるが、これは喜ぶべきことだ
現行型スバル BRZ(左)と、先代(右)が仲良くサーキット走行。旧型に比べると現行型はより本格的なFRスポーツに進化。それに伴い性能を引き出すにはスキルが求められ、ランニングコストも増えるが、これは喜ぶべきことだ

 速さが増したことの要因ふたつ目は、やはりボディのよさではないだろうか?

 シャシーとボディを組み合わせる際、剛体部分をあらかじめガッチリと接合したうえで、外板パネルを後から取り付けるフルインナーフレーム構造を採用したことで、フロントの横曲げ剛性は約60%、ねじり剛性は50%も高めたという現行型。

 おかげでステアリングを切った瞬間からリアが追従してくる感覚にあふれ、一体感あふれる走りを展開することが可能になった。これにより一般道での上質な走りはもちろん、サーキットにおいても操りやすさが増していた。FRスポーツとしてありがたい仕上がりだ。

 前述したように、速くなったことで操る難しさが出てきたのは事実だが、それはそれだけ現行GR86&BRZが本格的な“マシン”になったということだ。そんな本格的なマシンが300万円台で買えるというのは凄いことだし、そのことも含め、もっと評価されてしかるべきだと思う。

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