いまのレベルであれば、ガソリン車のほうが経済的
充電認証カードのサービスの内容はさまざまあり、急速充電のみによるBEV運用は、契約会社の選定が非常に重要なポイント。ただそれでも、月4000~5000円程の充電認証カードを契約せざるを得ないとなると、年間6万円ほどかかるわけで、上記で計算した年間1万キロ走行の場合のエネルギー費用では、月額費だけで、デイズに大きく迫るコストとなってしまう。
今回はサクラで計算したが、サクラの124Wh/km(数字小だと消費電力小なので良)に対し、リーフは155~161Wh/km、アリアB6は166Wh/km、テスラモデル3は127~149Wh/km、モデルYは140~150Wh/km、bZ4X/ソルテラは126~148Wh/km、VW ID.4は132~139Wh/kmといった具合に、クルマによって電費性能は大きく違う。アクセルを踏めばパワフルに走るBEVになるほど、電気はかかることになり、経済性はさらに落ちる。
結論としては、サクラのように電費のよいBEVで、かつ自宅で充電するのであれば、ガソリン車よりも(エネルギー代に関しては)経済的といえそうだが、電費の悪いBEVかつ急速充電に頼った運用をする場合には、(BEVへの補助金や税金面での優遇措置、ガソリン代がいまのレベルだとすると)ガソリン車のほうが経済的といえそうだ。
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