近年突如として騒がれ出した「クルマのスマホ化」。何それ? スマホ持ってクルマ乗ればいい話じゃないの? とも思うが、どうやらそう単純な話でもないらしい。スマホ化によってクルマにどんなことができるようになる!?
※本稿は2023年8月のものです
文/ベストカー編集部、写真/BMW、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2023年9月10日号
■スマホ化=クルマでなければできない新体験?
スマホが人を惹きつけてやまないのは、まったく新しい体験ができるから。昔は旅先でチョコチョコッとググって、美味しいものを食べるなんてことはできなかったが今では当たり前。スマホの登場により世界が一変した。
クルマのスマホ化といっても、単にスマホと同じことができても「だったらスマホでいいじゃん」となり、誰も余分なコストを払ってくれない。
クルマでないとできない新しいIT体験が必要になるのだが、キラーコンテンツといえば、誰が考えても自動運転だろう。ただし、それを経験できるのはまだまだ先だろうし、コストや法的整備など未解決の問題も山積している。
それから、OTA(Over the Air)により無線でソフトウェア更新できるクルマをSDV(Software Defined Vehicle)と呼ぶが、まぁ、このへんがスマホっぽいかな、と。
これは、ADAS機能の更新などユーザーにもメリットはあるが、新たなサブスクを模索するメーカーにとって都合のいいものになっている。
テスラの監視システムのように好評なものもあるが、BMWのシートヒーターのサブスクなどは、???だ。
将来的には走行距離に応じて課金、1日1万円でEVが50psアップみたいなサービスが出てくるかも。
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