■マスメーカーのトヨタがフルオーダーメードを手がける意味合い
その後、サイモン氏は続けてこう語った。
「今の段階では実車があるワケではありませんが、お客様からの要望があればこうしたオープンモデルも用意できますよ、ということです。ご存じのように私どもトヨタはマスメーカーでありますが、お客様からの要望にきめ細かくご相談に応じていきます。それは章男会長からの強い意志でもあります。(オープン登場も)期待して待っていてください!」
なるほど。今回、新型センチュリーでオープンモデルをメディアの前でCGを見せたということは、さまざまな車種ラインナップを持つ国内最大のメーカーであるトヨタが、そこまでの断固たる決意と姿勢を明確にしたその現れだったのかもしれない。
「100年に一度の大変革期」を迎えている現在、メーカー各社は生き残りをかけて必死に模索を続けているのだが、トヨタは新しいセンチュリーではロールスロイスのビスポークに代表されるフルオーダーメードにも対応することを示した。
激動の今後を見据え、トヨタがその姿勢を改めて内外に見せつけたのが新しいセンチュリーの発表会だったのだろう。
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