■すぐ納車できる?? 展示が終わった展示車の行く先は?
一般的に展示車両の展示期間は半年から9カ月程度となる。これは新車の完成検査証という書類の有効期限が9カ月で切れるためだ。
完成検査証の有効期限内であれば、ナンバー取得(登録)が簡単なので、できるだけ期限内に展示車は試乗車や代車などへ振り替えられる。
また、展示車はユーザーが購入することもできる。
展示車の販売条件は、各ディーラーの店舗によって異なるが、概ね展示開始から半年以上経過した、納期遅延のないクルマに多い。販売価格は新車と変わらないが、既に取り付けられているディーラーオプションがサービスになる店が多いと思う。
納期の長い、人気車種では難しいが、展示車購入はタイミングが命。ショールームにお気に入りの仕様や色の展示車両があれば、「購入できるのか」と営業マンに確認してみてもいいだろう。
また、知らず知らずのうちに、自分が元展示車に乗っているケースも少なくない。展示車は試乗車や社用車として使われ、その後は中古車として販売されるからだ。
車台番号のハイフン以降の数字が、著しく若い番号だったら、そのクルマが元々は展示車である可能性が高いだろう。気になる人は、一度自身の車検証をチェックしてみてほしい。
展示車の並び替えや搬入はワクワクする仕事の一つだった。展示車両はディーラーを訪れるユーザーとクルマをつなぐキューピットのような存在である。今日もどこかのお店で新しい展示車が搬入され、多くのお客様に見られるのを待ちわびていることだろう。
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コメント
コメントの使い方40年くらい前の話ですが、ショールーム展示でプジョーですが車両下にダンボールを敷かないとオイルやATFが垂れて困る車両がありました。カッコワルイですがショールームのタイルがフルードで溶けてしまい、やむおえずでした。知り合いのワーゲンのメカに聞いたら「うちはATF抜いてから展示してるw」とやはり苦労してましたね。当時の品質なのてそんなものでした。
欧州車なんて今も大して変わらんでしょ