■光らせ方をデザイン
輪郭を際立たせるような、光り方もデザインの一種とするような手法を最も早く取り入れたのはBMWではないだろうか?
通称イカリングと呼ばれた、ヘッドライト点灯部を囲むようにして光る線上の灯火類だ。
これは正式名称でコロナリングと言われており、2000年の4代目5シリーズのマイナーチェンジで初めて採用された。
以降、BMWの様々なモデルへとこのコロナリングは採用されていき、キドニーグリルと同様にBMWの顔になっていった。
また、アウディは2004年にデイタイムランニングライトにLEDの採用を始めている。
2000年代中ごろから2010年代にかけてのアウディのライトデザインと言えば、LEDらしい粒々の点灯が印象的だが、このころからヨーロッパ車を中心に線上だったり、点を際立たせたりと光らせ方をデザインしたライトが増えた。
LEDが普及したことで、光る部分を細くそして自由にデザインし、灯火類の光らせ方に個性を出すことが出来るようになった。流れるウインカーもその一例と言えるし、近年流行りの一文字テールライトも同じだ。
今回新しくなったN-BOXやランドクルーザー70だけでなく、絶版名車のヘッドライトデザインを、デイタイムランニングライトを組み込んだデザインにしたらどのように印象は変貌するのか? 少し見てみたいポイントである。
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