ノアやアルファードの台頭のほか、SUV人気もエスティマには逆行に
2006年には3代目へとモデルチェンジをしたエスティマ。自身が確立した乗用ミニバンジャンルは、2001年に日本のファミリー層向けに開発されたミドルクラスの「ノア」が、2002年には、豪華さがウリのラージサイズの「アルファード」が登場するなど、人気ジャンルに急成長。その結果、エスティマは存在価値が薄れ、2020年にその役目を終えることになった。
生産終了となってしまった理由はほかにも考えらえる。エスティマはミニバンでありながら、独特なスタイリングや走りのよさから、ややニッチな需要を満たすモデルでもあったが、近年は、デザインでパーソナルカーを選ぶならSUV系が人気となっている。少子高齢化によって、ミニバン市場そのものが将来的に縮小傾向(もしくはこれ以上の成長はない)にあることも影響しているだろう。トヨタはこれらを総合的に判断し、生産終了という決断に至ったのだろう。
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そんなエスティマだが、今後BEVで復活するというウワサがある。初代エスティマがMRで実現したかった「本来のエスティマ」の乗り味をついに達成できるのか、期待して待ちたい。
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