ディアマンテにクラウン!!　センチュリーもイケる!!　今こそ200万円以下のドノーマル中古セダンの時代だ

　街なかでも営業車以外では見かける機会が大きく減少した「セダン」だが、そんな時代だからこそ逆にセダンには希少価値が生まれているようにも思える。ここでは、今も変わらぬ魅力を放ち続ける伝説級セダンを中古で選んでみる!!

※本稿は2023年10月のものです
文／ベストカー編集部、写真／ベストカー編集部 ほか
初出：『ベストカー』2023年11月10日号

■激シブな伝説級セダンを選ぶ！

　伝説のセダン（簡単に言うなら中古のセダン）でいく場合の選択肢は、それこそ無限大だ。

　レクサス全盛の現代にあえて背を向けてセルシオを選んでみるのもシブいし、ちょっと違うアレに変わった今のクラウンシリーズではなく、往年の“どセダン”なクラウン ロイヤルなどを探してみるのも悪くない話だ。

　さらに言えば輸入車のセダンも、伝説系であれば選択肢はほぼ無限大である。ここではたまたま4車種を掲載したが、これ以外にも「1970年代のメルセデス」や「1990年代くらいの謎のフレンチセダン」などを選んでみるのもかなりステキだ。

　とはいえ特に国産セダンの中古車は、いわゆるVIP系のカスタマイズがされてしまっている場合も多いのが難点。

　真っ黒なセルシオやアリストでハの字を切ることを決して否定はしないが、今回のテーマである「大人としてのカッコよさみたいなものを追求しようぜ」という部分からは外れている。

　フルノーマルな国産セダンの中古車は、VIP系のそれよりも相場が高めである場合がほとんどだが、そこはひとつ大人の力量を見せつける意味でも、ある程度のカネを拠出し、コンディションのよいノーマル車を探してほしい。

■トヨタ センチュリーはセダンとして普段づかいできるのか?

　結論から言うとセンチュリーを普段づかいすることは可能であり、実際に使っている人も大勢いる。

　さすがに3代目センチュリーは高くて手が出ないが、2代目センチュリーであれば中古車は100万円くらいから探せて、まあまあ状態のよいモノでも総額170万円くらいでイケる。

そしてセンチュリーは各部の耐久性がやたらと高いため、走行距離が延びている中古車であっても、基本的にはメンテナンス（故障）で困ることはあまりない。

　ということで、2代目センチュリーを「普通の中古車」として使っている人はけっこういるものなのだ。

　ただし全長5.27mの長～いクルマではあるため、センチュリーオーナーに取材すると「駐車場所にはかなり苦労してます（笑）」という場合は多いのだが。

次ページは : ■流行りのジャンルじゃないからこそイイじゃないか！