20世紀は最高出力至上主義だったが、21世紀に入りトルクの重要性に注目が集まっている。トルクが大きいと気持ちのいい加速が味わえるのは事実だ。さらに扱いやすさも向上するし、燃費の向上も見込める。その優劣を見ていく。
※本稿は2023年10月のものです
文/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2023年11月26日号
■軽ターボ&EV部門
最大トルクはクルマの加速性能を左右する重要なファクターだ。軽自動車はいまだに64psのメーカー自主規制を守り続けているが、トルクで差別化している。
その軽ターボの最大トルクの平均値は、10.1kgmと言うことで10.6kgmをマークするホンダの軽ターボの優秀性が際立つが、ちょっと待て。同じ64psでもEVもある。サクラとeKクロスEVはなんと19.9kgmだから平均の2倍弱。
この両モデルを加えると、両モデルの偏差値は70、大学に例えればこれまた東大工学部クラス。ホンダの軽ターボすら偏差値50を割ってしまう。速さは同等と言われているが、数字は驚異的。
■ミドル&ラージSUV部門
このカテゴリーではディーゼルターボの優秀さが際立っている。最も平均に近いのが偏差値53のハイラックス。上位11台が偏差値50超えで、半数以上の6モデルがディーゼルだ。
超強力なディーゼル&ガソリンツインターボを搭載するランクル300、同じガソリンツインターボを搭載するLXは学部は違うが、東大医学部レベルの突き抜け具合だ。
逆にハリアーやRAV4のミドルクラスSUVのガソリンモデルはNAゆえ、スペック上で不利となってしまった。
【画像ギャラリー】ランクル300&レクサス LXは東大医学部!? 軽ターボ&EVとミドル&ラージSUVの最大トルクを偏差値で比較!!(36枚)画像ギャラリー
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