■奇をてらわず、クルマ本来の機能に裏打ちされたカタチに!
2023年夏にエレベイト(←WR-Vのこと)の写真はすでに公開されていたが、今回、実物を見て感じたことは、写真よりカクカクした印象。つまり「四角さが漂う」スタイルということ。
ずっと眺めていると、その四角さが重厚感を与えていると感じる反面、WR-Vのデザイン全体に「ハッとする」斬新さや新鮮さを感じない、というのが正直なところ。これをデザイン担当の方へ聞いたところ……。
「奇をてらったデザインにする必要性はない、というのがこのクルマのデザインの根底にあります。乗っている時、自分をゆだねられるクルマとしての安心感や信頼感を重視し、機能に裏打ちされたカタチを目指しました。それが、このデザインということですね」。
つまり、「安心・安全に人を運ぶ」というクルマが持つ本質を重要テーマにし、カタチにしたデザインが目の前にあるWR-Vということだ。つい先ほどまで「やや新鮮味がないね~」と思っていた自分だったが、今となってはその考え、撤回しましょう!
■「顔」もいいけど、ワイドでシャープな「お尻」にもつい目がいく!
パッと見、目立たないボディ同色グリルのヴェゼルや、控えめグリルのZR-Vと違い、WR-Vのグリルはドーンとデカい。堂々とした風格を感じ、なかなかの迫力。
そのグリルから左右に伸びるように細く光るのはデイライトで、ウィンカーもここが点滅する。なんだかスタイリッシュでいいね~。その下にヘッドライトが備わるという構造だ。
担当的に好きなのはリアビュー。高い重心と水平基調を強調したリアデザインはワイドさあふれる仕上げになっており、テールランプも下写真のように水平基調に。このランプデザインもシャープな印象を受け、格好いいっスね!
最後に最上級グレードのZ+(←250万円切りの価格なんです)は、エクステリアにこれでもか! というほどパーツや加飾が盛られる仕様になっている。
フロントグリルがブラック塗装になり、シルバー塗装の「ルーフレールガーニッシュ&ドアロアーガーニッシュ」。さらにはシルバー・ドアモールコーティングなど、特別感あるエクステリアになるグレードだ。「差をつけたい!」という向きには推しのZ+グレード、ぜひとも!
ホンダWR-V 主要諸元(公開されたデータ)
■全長4325×全幅1790×全高1650mm
■フロントトレッド、リアトレッド:1540mm
■ホイールベース:2650mm
■最低地上高:195mm
■パワートレーン:1.5L、直4ガソリンエンジン
■駆動方式:2WD(FF)
■ベストカーWEB予想価格帯:210万~245万円
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