高速道路でのEVへの充電環境を改善するため、2024年春から充電のための高速道路の乗り降りに対して、割り増し料金が免除となる。利用車の見分け方に課題が残るが、サービスエリア外の急速充電器を利用したいユーザーは大歓迎だ。
※本稿は2023年10月のものです
文/角田伸幸、写真/Adobe Stock、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年11月26日号
■充電環境は改善するか? 高速降りても割り増しゼロ
高速道路での充電環境を改善するため、2024年春から充電のための高速道路の乗り降りには、割り増し料金がかからなくなる。
この施策は2023年春にも話題となったが、その時は充電のために高速を降りたクルマの見分け方が物議を醸した。
経産省と国交省は当初、新たにETCカードを使った課金・決済システムを作り、これを充電器に紐付けてチェックすることを狙った。
しかし、「設置コストはどうするのか」とか「加入している充電プランが使えない」といったクレームが相次ぎ、再検討となった模様。最終案はまだ決まっていないが、より使いやすいシステムを期待したい。
一方、利用する側も新制度を待ち望んでいる。なかでも期待しているのがテスラオーナー。テスラの充電器であるスーパーチャージャーは出力が最大250kWあり、サービスエリアの急速充電器よりも充電が速い。わざわざ高速を降りる価値があるのだ。
一例として注目されているのが、ファミリーマート秦野中井インター店にあるスーパーチャージャー。250kW4基が9月25日に稼働したばかりだが、なんと東名の秦野中井インターから300mほどの地点にあり、二度乗りには絶好の充電スポットなのだ。
テスラ車に限らず、充電設備は全国で充実すべき!
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