クルマの面白さ、楽しさを伝えてくれた!!
SEMAショー2023では、この「サファリラリーZトリビュート」と、1971年に総合優勝を飾った「ダットサン240Z」のレプリカが並べて展示されていた。前述したように、1971年のサファリラリーで前年に優勝したブルーバードに代わって出場したダットサン240Zだが、優雅なクーペスタイルのスポーツカーが過酷なラリーを制することで、その性能を最高の形でアピールできたと思う。
あれからおよそ50年が経過し、電動化やライフスタイルが変わることで日産の伝統的なモデルがラインアップから次々に姿を消しつつあるが、フェアレディZは、純ガソリン車のスポーツカーとしていまも残されている。
そのZの初代モデルがサファリラリーでおさめた成功を、日産は最新のZでオマージュしたわけだ。現在も日産は、スーパーGTやスーパー耐久、そしてフォーミュラE世界選手権など、数々のレースに参戦しているが、ラリーという印象はない(もしくは忘れている)人は多いと思う。そんななかで出展された今回のサファリラリーZトリビュートは、日産の輝かしい歴史を知らしめて(思いださせて)くれたものであり、ゼロ・エミッションだけが取り上げられがちな流れの中で、クルマの面白さ、楽しさを、クルマファンにこうした形で伝えてくれたことは、クルマ好きとしては嬉しいこと。今後もZの活躍を期待したい!!
【画像ギャラリー】Zのラリー仕様!?? 米国のSEMAショー2023に出展された、「サファリ ラリー Zトリビュート」(13枚)画像ギャラリー
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