東京ヤクルトスワローズの田口麗斗選手の登場だ! 2023年11月に開催された「アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」で見事、2連覇した侍ジャパンの一員としても活躍。キレのあるストレートに多彩な変化球を巧みに操り、2023年シーズンはセ・リーグ2位の33セーブと大活躍だった。その活躍を支えているのが、「安らげる上質な空間」と自ら語る愛車のレンジローバーSV。田口選手の魅力がにじみ出る愛車レポートをお届けしましょう!
文:老川善博/写真:山上徳幸
■取材は秋季練習中の合間。取材現場に荘厳な雰囲気のレンジローバーSVがやってきた~
秋季練習中の東京ヤクルトスワローズ。東京・神宮のクラブハウスに一台のクルマが現われる。その神殿のような荘厳さに我々スタッフは圧倒されてしまった!
このクルマのオーナーが侍ジャパンでも活躍した田口麗斗選手だ。まずは、クルマにまつわる思い出を語ってくれた。
「母の黒いタントで保育園に送り迎えをしてもらっていました。いつも母がMDで浜崎あゆみやモー娘。の曲をかけていましたね」
子どもの頃は乗り物酔いが激しく、いつも後席ではなく助手席に乗っていたという。クルマに興味があった少年ではなかったというが、最初に意識した輸入車はメルセデスベンツだった。
■「落第したらカッコ悪いので筆記は必死に勉強しました!」
最初に意識した輸入車、メルセデスベンツに関しての話は続く……。
「絶対乗ることはないなと思っていました。金持ちしか乗れないと思っていたので(笑)」
運転免許は、プロ一年目のオフシーズンに取得。
「島根の合宿教習所で取りました。実技は得意なのですが、落ちたらカッコ悪いので筆記は必死に勉強しましたね」
無事、免許取得となったが、チームの決まりですぐにクルマを買うことはできなかったという。
「一軍の試合に出るようになり、やっと許可が下りましたね」と田口選手は微笑む。
■菅野投手から「プロなんだから、一番新しいのにしておけ」と助言(!?)があった
最初に購入したのは、ジャガーFペイスだ。
「自分のなかではイヴォークが候補だったのですが、読売ジャイアンツの菅野さんに『プロなんだから、一番新しいのにしておけ』と言われたんです」
その後、ディーラーで新登場したばかりの真っ赤なFペイスを見て、即決したという。
「乗った瞬間に『コイツやぁ』と思いました。Rスポーツだったので加速のよさには驚かされました。めちゃくちゃ気に入ってて、3年乗りました」
次に購入したのが、ディフェンダーだ。
「ディフェンダーを見て、また『コレだぁ』と思っちゃいました。大きなボディで守られている感じがしましたし…。走りにもドッシリとした安定感があり、クルマに対する信頼感が増しました。運転の仕方もゆったりと走るようになりましたね」
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