デリカミニの完成度は本当に高い!! 三菱からこのクルマを超えるのは難しいと思えるほどに今世紀最大の出来である。トヨタ、日産、ホンダ以外で2023年に登場した売れ筋モデルをボジョレー・ヌーヴォーのコピーに当てはめて表現した。
※本稿は2023年11月のものです
文/伊達軍曹、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2023年12月10日号
■ボジョレーのコピーと意外と相性よしなモノ多し
トヨタ、日産、ホンダ以外の国産車メーカーの2023年登場モデルについては、三菱の超売れ筋モデルである「デリカミニ」をボジョレー・ヌーヴォーのコピーに当てはめて表現するのは比較的イージーだった。
デリカミニとは、三菱にとって「今のところ今世紀最高の出来(というか販売期待値)」であるということでOKだろう。いや今後、デリカミニ以上に売れるモデルも出てきてくれなければ困るわけだが、現時点では問答無用で「今世紀最高」だ。
そしてスバルのクルマは、ボジョレー・ヌーヴォーのコピーとの相性が意外と良好であった。ご承知のとおりスバル車は「地味にイイ」というニュアンスのよさを備えているため、そこを言葉で説明するのは難しい。
だがボジョレー・ヌーヴォーの「わかるような、でもやっぱりわからないようなコピー」のヌルっとした感じが、スバル車の「上手く説明できないが、ヌルっといい感じ」という部分と妙にマッチするのだ。特にレイバックは、まさにボジョレー・ヌーヴォーのコピーのとおりである。
スズキに関してはコンセプトモデル段階での評価、じゃなかったコピー付けである。そして広島のマツダは、意外とフランスのボジョレー・ヌーヴォーと相性よしだった。
■スバル レヴォーグ レイバックのキャラはマジでこんな感じ
●柔らかく果実味が豊かで上質な味わい(2007年のコピーより)
2007年のボジョレー・ヌーヴォーのコピーは、2023年に発売されることになるスバル レヴォーグレイバックのことを予見していたようにしか思えない。レイバックはまさに(乗り味が)柔らかく、果実味(スポーツ性)が豊かで、上質な味わいなのだ。いや本当に!
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