超近未来デザインで打倒アルヴェル!!　新型エルグランドは1.4L e-POWER搭載で2024年秋にデビューか？

　全固体電池の搭載と自動運転を想定した次世代EVミニバン。フラットなフロアを実現し、自動運転時には対座モードも可能にする。奇抜に見えるデザインだが、サイドビューは意外と現実的。

※本稿は2023年11月のものです
文／ベストカー編集部、写真／NISSAN、ベストカー編集部
初出：『ベストカー』2023年12月26日号

■次期エルグランド……ではなかった!?

●このクルマのPOINT
・コンセプトカーは全固体電池のEVだが、市販型はe-POWERが有力
・発電用エンジンは1.4L・VCターボ
・進化した電動4輪制御技術「e-4ORCE」を搭載
・フラットフロアで広大な室内空間
・空力性能に優れたデザインは市販型に生かされる

　JMSに次期エルグランドが出展されるという情報があった。デビューは2024〜2025年頃だから市販車そのものではなくプロトタイプと思われていたが、フタを開けてみたら「ハイパーツアラー」。

　確かに次期エルグランドを思わせるクルマではあるが、全固体電池のEVで自動運転時には1列目と2列目シートが対面にできるとなれば、今はまだ非現実的。リアルな次期エルグランドはどこへ行ってしまったのか？　と編集部は頭を抱えてしまった。

　次期エルグランドのパワーユニットはe-POWERが有力でEVの可能性もあるという情報だが、さすがに2028年の実用化を目指しているという全固体電池の線はない。

　つまり「ハイパーツアラー」とエルグランドの関係はデザインの方向性のみということだが、それに関しては収穫があったというべきだろう。次期エルグランドはこのデザインで登場する。

　これなら強敵アルファード/ヴェルファイアにもまったく負けていない。スタイリッシュだし存在感もある。パワーユニットは1.4L・VCターボのe-POWERが有力で、2024年秋から2025年春先のデビューが予想されている。