消耗品費や定期交換部品の塊である自動車。よく話題に上がるバッテリーもその部品の1つだ。この補機バッテリーの交換時期などについて改めて見つめ直してみよう。
文/西川昇吾、写真/Adobe Stock(トップ画像=U4@Adobe Stock)
■バッテリー交換のスパン
よく、補機バッテリーの交換を2~3年程度で勧められるケースは多いだろう。これはおおむね間違っていない。
確かに5年程度交換していない人もいるかもしれないが、バッテリーは突如寿命を迎えることもある。そうなる前に事前に予防整備として換えておくのが得策と言えるだろう。少なくとも車検2回に1回(4年に1回)のスパンでは換えておくべきだ。
バッテリーの寿命が表れる例としては、エンジンがかかりにくかったり、ヘッドライトや室内灯が暗かったり、エンジン回転数によって明るさが変わったり、パワーウインドウの開閉が遅かったりした場合などだ。
これらの症状が現れたらバッテリーが寿命を迎えるタイミングは近いと言える。この症状が現れているのを感じ取ったら可能な限り早くバッテリーを交換することを推奨する。
■バッテリーを定期的にチェックしよう
また、バッテリーのコンディションを定期的にチェックするのも良いだろう。車種によっては電圧計が付いていたり、純正で電圧計が付いてなくてもOBDセンサーで電圧計を表示できる社外メーターなどもあるので、これらを活用して電圧を常にチェックできるようにするのもオススメだ。
車種によって異なる場合もあると思うが、正常な電圧値は12.5V~14.5Vと言われている。電圧計でチェックできるようにすれば「いつもの電圧」が分かるので、この範囲内であっても、通常時より下がってきたことに気が付くことが出来るだろう。
このようなメーターが無くとも、カー用品店やディーラーなどでバッテリーの状態を点検してくれる場合もある。これは料金がかかったり無料だったりと場合によって異なるが、このようなサービスを上手く活用するのも手だ。
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