■ベテランドライバーのような走りはもう少し先?
【その3】加速が急すぎる
前項の「ブレーキが遅い」と似た事例だが、ACCの加速が急すぎるという人もいる。
たとえば前方を走っていたクルマが隣の車線に移って、前が開いたとき。数百メートル先にまた前走車がいるのでじわじわと加速してほしいのだが、ACCによっては急加速して車間を詰めていき、最後にブレーキで速度を合わせたりする。
こうした振る舞いはメーカーや車種によって異なるが、同乗者がいる場合などは特に気になる。対策としては前項と同様だが、設定車速を落とし、車間距離設定を最大にしてみよう。ただし車間距離を空けると割り込まれる確率も高くなるから、割り込みが気になる人は中間のセッティングも試してみるといい。
ここまでの事例からも分かる通り、ACCは発展段階にある技術であり、現時点でベテランドライバーのような完璧なドライブを求めることは難しい。完全自動運転が実現するまでは、運転の主体はドライバーにあることを肝に銘じ、状況に応じた利用を心がけよう。
とはいえ自動車メーカーも日々ACCの磨き込みに努力しており、その進化は著しい。最近でいえば、カーブを自動で検知して速度を抑制してくれる機能などが、その進化の表れといえる。
もちろん「自分で運転するほうが楽しい」という声があってもいい。運転は脳や身体に負荷をかけるが、だからこそ気晴らしや趣味として価値があるのだから!
【画像ギャラリー】正しく使えばチョー便利! ACCはこう使おう!(4枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方台所で例えると、クルコンは決してレンジやコンロではなく、食器洗浄機みたいなもの
それだけで全部こなそうと思ったら、キャパシティ的にもスムーズさでも無理が生じます
普段通りのやり方もしつつ、使える時にはうまく活用すると、とても楽になる。使い方次第の道具ですね
活用法がうまくなるには、毛嫌いして持ち腐れにするんじゃなく、使ってみて慣れるのがどうしても必要です。そこさえ乗り切れば、助けになってくれるはず