ちゃんと説明できる!?!? 意外と知らないクルマ用語と機能「デフロスター」

ちゃんと説明できる!?!? 意外と知らないクルマ用語と機能「デフロスター」

 よく耳にするクルマ用語でも、意味を知らない用語はたくさんあるはず。実際のところ技術的なしくみや機能について尋ねられると、案外説明できないことも多いです。本企画では、そんな意外と忘れがちなクルマ用語の意味や機能について解説。ちょっとした瞬間に話したくなるような知識をお届けします。

文・企画/山城颯太
写真/AdobeStock、写真AC(アイキャッチ写真:AdobeStock_beeboys)

【クルマ好きでも意外と知らない…?? クルマ用語と機能一覧】


デフロスターの機能としくみ

デフロスター/デフォッガー(写真AC_JohnnyNayuta)
デフロスター/デフォッガー(写真AC_JohnnyNayuta)

 デフロスターとは、フロントガラスの内側に付着した曇りを取り除くため機能です。雨の日や雪の日に車の窓ガラスの曇りがひどくなると、視界が悪くなり安全運転に支障をきたすため、デフロスターの役割は非常に重要です。

 ちなみにデフロスターとデフォッガーの違いについて補足すると、デフロスター(defroster)がフロントガラスの霜を除去するのに対し、デフォッガー(defogger)には霧を取り除くという意味があり、リアガラスの曇り取りに特化しています。

 エアコンのコントロールパネルにあるスイッチに注目すると、扇形のアイコンがデフロスターで、四角のアイコンがデフォッガーです。また、「FRONT」「REAR」という表記で両者を見分けることもできます。

扇形のアイコン(FRONT)がデフロスターで、四角のアイコン(REAR)がデフォッガー(Adobe Stock_あんみつ姫)
扇形のアイコン(FRONT)がデフロスターで、四角のアイコン(REAR)がデフォッガー(Adobe Stock_あんみつ姫)

 デフロスターはフロントガラスに乾燥した温風を吹き付けることで、内側の曇りを除去するしくみになっています。また、デフォッガーは電熱線がリアガラスを暖めることによって、素早く曇りを取ることができます。

 デフロスターやデフォッガーの使い方については、まずデフロスターを使用する際には、車のヒーターを最適な温度に設定し、必要に応じてファンの強さを調整します。

 デフロスターやデフォッガーは、スイッチ一つでオン・オフが可能。通常10分〜20分で結露がなくなります。大きな消費電力を使用するため、一定時間が経過すると自動停止する場合もあります。

デフロスターを使うタイミング

 フロントガラスやリアガラスが曇りやすいタイミングは、車内と外気で温度差や湿度差が大きい時です。例えば、冬の寒い日に車内が暖かくなると、車内の湿気が冷たいガラス面で結露し、ガラスが曇りやすくなります。

 また、雨の日や湿度が高い日にも同様の現象が起こりやすいです。このような状況では、デフォッガーやデフォッガー、外気循環等を適切に使用することで、クリアな視界を確保することができます。

冬や梅雨の時期は曇りが発生しやすい(写真AC_ソライロ)
冬や梅雨の時期は曇りが発生しやすい(写真AC_ソライロ)

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