■マツダ CX-30
マツダ3と共通のプラットフォームを使うSUVで、全長は4395mm、全幅も1795mmだからコンパクトサイズに属する。
全高は立体駐車場に入れやすい1540mmだから、外観はSUVよりも5ドアハッチバックに近い。
後席はヴェゼルなどに比べて窮屈だが、外観はスマートだ。しかもボディサイドを曲面で仕上げたから、風景がダイナミックに映り込む。
エンジンは2Lのガソリンと1.8Lのディーゼルターボを用意する。装備は全般的に充実するが、ボディサイズやエンジン排気量のわりに、価格は高めの設定だ。ディーゼルターボ車の価格はすべて300万円を超える。
・オススメ度:★★★☆☆
・オススメグレード:20Sブラックトーンエディション(2WD)299万900円
■マツダ MX-30
MX-30は、ボディサイズはCX-30とほぼ同じだが、内外装を柔和な雰囲気に仕上げた。パワーユニットも、全車がEVを含めて電動機能を備える。
ほかのマツダ車では、電動車が少なく走りのイメージが強いため、その対極に位置する商品としてMX-30を開発した。
ただし観音開きのドアは、後席側だけを開くことができず、一般的には使い勝手が悪い。したがって売れゆきは今ひとつだが、コルクをアクセントに使った内装には独特のリラックス感覚が伴う。
価格は400万円を超えるが、ロータリーエンジンを使ったプラグインハイブリッドも選べる。
・オススメ度:★★☆☆☆
・オススメグレード:2Lインダストリアルクラシック(2WD)276万1000円
■スバル クロストレック
インプレッサをベースに開発されたSUVで、以前のXVの後継車種だ。最低地上高を200mmに拡大したから悪路のデコボコを乗り越えやすく、全高は1575mmと低めだから、重心が高くなく走行安定性もいい。
エンジンは水平対向4気筒2Lのみだが、駆動方式は4WDに加えて、以前は設定のなかった前輪駆動の2WDも選べる。
内装のデザインや車内の広さは基本的にインプレッサと同じだが、インパネの周辺は上質だ。ボディサイズは全長が4480mm、全幅は1800mm、全高1575mmに収まるが、後席の足元空間も広い。4名で快適に乗車できる。
・オススメ度:★★★★★
・オススメグレード:ツーリング(4WD)288万2000円
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