「ブワ~! プワ~! プワ~!」。時々、マンションやショッピングモールの駐車場で、セキュリティアラームが鳴っているのが聞こえる。本当の盗難ならば鳴るべきだが、うっかり鳴らしてしまったら大変。どうやって止めればいいの~!!!
文/ベストカーWeb編集部、写真/Adobestock(トビラ写真=luismolinero@Adobestock)、トヨタ、ベストカーWeb編集部
■リモコンキー以外での開錠や振動で鳴り出す
いまや当たり前のクルマ装備となったリモコンキー(スマートキー)。いちいちキーを鍵穴に突っ込まなくてもサクッとドアの開け閉めができて便利だが、このスマートキー、たいていはセキュリティシステムと連動している。
このセキュリティシステムは、リモコンキーで鍵をかけるとONになり、開錠するとOFFになることが一般的。だからリモコンキーで鍵をかけた後に、「盗難」と誤解されるような操作を行うと、アラーム(たいていはクラクション)が盛大になりまくる事態に陥るのだ。
後付けの高度なシステムを装着している場合は別だが、一般的なクルマのセキュリティシステムは、以下の3つの「うっかり」で鳴る場合が多い。
その1:物理キーでドアを開けようとした場合
リモコンキーの電池が切れてしまい、ボタンを押してもドアが開かない。やむなく金属製の物理キーを鍵穴に挿し込んで鍵を開けると、アラームが鳴ってしまう。「リモコンキーを持っていない人物が鍵を開けた」と判断されるためだ。ちなみに物理キーで鍵をかければ、開くときもアラームは鳴らない。
その2:施錠後車内から鍵を開けようとした場合
コンビニや高速のサービスエリアで、うっかり同乗者が乗っているのに外から鍵をかけてしまうことがある。この時、同乗者が用事を思い出し、中から鍵を開けるとこれまたアラームが作動してしまう。「リモコンキーを持っている人は外にいる」と判断されるためだ。
その3:強烈にクルマが揺れた場合
これはユーザーの操作というよりも、地震や強風といった自然現象で発生する場合が多い。セキュリティシステムはクルマのGセンサーと連動していて、車体に一定以上の振動・衝撃が加わるとアラームが鳴る。「ガラスが割られた」「クルマが持ち去られる」などと判断されるためだ(万一クルマをけん引するときも注意しよう)。
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