■鳴り出したアラームはどうやって止めるの?
不幸にも盗難と勘違いされて大音量のアラームが鳴ってしまった。その時は心を落ち着かせて、以下の2つの操作のどちらかを実行しよう。
その1:リモコンキーの開錠ボタンを押す
先にも述べたとおり、一般的なクルマのセキュリティシステムは、リモコンキーで開錠されるとOFFになる。だからアラームが鳴ったら、リモコンキーの開錠ボタンを押そう。施錠と開錠が同じボタンの場合は、一度押しても「施錠」になってしまうことがある。慌てずにもう一度押してみよう。
その2:エンジンをかける
「いやいやリモコンキーの電池が切れてるんだってば!」というときはどうするか。最悪の場合はバッテリーの端子を外すしかないが、物理キーでドアが開いているなら、エンジンをかけることでアラームは止められる。
「電池が切れてんだからエンジンかからんだろ!」と思うかもしれないが、メーカー各社はそれでもエンジンがかかる方法を考えている。
たとえばトヨタ車の場合、ブレーキを踏んだ状態でリモコンキーをスターターボタンに近づける。そうすると「ピッ」とブザーが鳴るので、この状態でスターターボタンを押せば、エンジンは始動する。
リモコンキーをスターターボタンに近づけることで、キーに残った微弱な電流を検知するのだが、他メーカーもこの手順を採用していることが多いようだ。
例外的に日産車の場合は、リモコンキーを挿し込むスロットがある場合が多い。電池が切れた際はそのスロットにリモコンキーを挿せば、エンジンがかかる。
輸入車の場合は、トヨタのようにスターターボタンではなく、特定の部位にリモコンキーを近づけることでエンジンがかかるものもある。
たとえばアウディは、車種によってステアリングコラムやセンターコンソールの物入、ドリンクホルダー底面などに「鍵を近づけるポイント」のマークがあり、そこにキーを近づけてスターターボタンを押す。スターターボタンと特定しないのは、防犯上に理由だと思われる。
ということで、セキュリティアラームが鳴っても慌てないこと。周囲に迷惑をかけたくなければ、愛車のリモコンキーの電気が切れた際のエンジン始動方法を調べておくことをオススメする。
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