今やほぼ全ての軽自動車はCVTを採用しているが、耐久性などの問題から商用モデルは長らくATであった。ところがN-VANやハイゼットシリーズなどが続々とCVTを採用してきており、時代は変わりつつあるのだ。しかも我らがエブリイもCVTに!! そしてカタログ落ちしていたターボも復活するゾ!!!!!!
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
■エブリイがついにCVTに!! 燃費も爆上がり
軽ワンボックスタイプのバン&ワゴンであるエブリイとエブリイワゴンが、近々マイナーチェンジを実施する予定だ。
トランスミッションを4速ATからCVTに一新するという情報が入ってきた(エブリイPAのみ4速ATを継続)。
果たしてガンガン積んで走ることが宿命の軽バンでCVTとは問題ないのだろうか?
現行のエブリイバンの4速ATを搭載するグレードのWLTCモードのカタログ燃費は14.6km/Lとなっており、近年リッター20km超も珍しくない軽乗用車に比べると決して良いとは言えないものとなっている。
現在、企業別平均燃費基準(CAFE)をクリアするために各メーカー、燃費向上に努力している。
そんななか、商用車であっても無関係とはいかないため、CVTの搭載は避けて通れない道と言える。
■商用車だって大丈夫なのよ!! エブリイのCVT4駆動が感涙モノ
また660ccと小排気量のエンジンを搭載する軽自動車は、決してパワー的に余裕があるワケではない。
そのため、エンジンのおいしい回転数をキープすることができるCVTはむしろ向いているトランスミッションとなっているのだ。
ただ、ビジネスでガンガン使い倒される商用車にCVTという組み合わせは耐久性の面で不安を覚えるユーザーも少なくないハズ。
その点においては、すでに軽バン&軽トラックにCVTを搭載したダイハツや、CVTを搭載した軽バンであるN-VANをリリースするホンダが先行中。
4速ATに比べてトラブルが続発しているという話も聞かないので、そこまで心配する必要もないかもしれない。
またエブリイの4WDモデルにおいては、新たにCVTを搭載したことによってトランスミッション内部に4WDの切り替え機構を組み込んで、電子制御で3つの走行モードを切り替えができるシステムを新たに採用。
ぬかるみにハマってしまった際に、空転している側の車輪にブレーキをかけて脱出をアシストするブレーキLSDトラクションコントロールも搭載され、従来型よりもさらに走破性がアップしている点も見逃せない。
そしてCVTの搭載は乗用モデルとなるエブリイワゴンも同様となり、こちらは乗用ユースでの快適性の大幅アップが見込まれることは間違いないだろう。
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