【マツダ3、カムリ、S660…】車体がよすぎてエンジンが平凡に感じる車たち

スバル インプレッサ「NAの2Lエンジンではお釣りが来る」

インプレッサスポーツ 2.0i-Lアイサイト/エンジン:2L水平対向4気筒(NA)、最高出力:154ps/6000rpm、最大トルク:20.0kgm/4000rpm

 そしてインプレッサだ。スバルは基本的にプラットフォームは一つしかないと筆者は読んでいる。

 水平対向エンジンを縦置き。そしてシンメトリカルAWDを採用。これはエンジンを縦置きにして、その真後ろに同じく縦置きのトランスミッションを配置している。

 トランスミッションの後ろに伸びたプロペラシャフトは、ボディのど真ん中を通り、リアデフに。リアデフもセンターだから左右に伸びるドライブシャフトの左右は等長。フロントもトランスミッション内のデフから左右に伸びるドライブシャフトも等長。

 とにかく重量もトルク伝達も前後左右のバランスが良い。

 おまけに単一のプラットフォームだから、そこに集中的にお金も掛けられ技術も磨かれる。NAの2.0Lエンジンだとお釣りが来ます。

トヨタ カムリ「静粛性の高さがアダに!?」

カムリ/パワーユニット:2.5Lハイブリッド、システム最高出力:211ps

 次はカムリ。2.5Lのハイブリッドはなかなか力強いです。アクセルを踏み込むと、これがハイブリッド!? と思わず叫びそうになるくらい。プリウスなどと比べると比較にならず。

 しかし、またこの車体が良いんですね。RAV4もカムリと共通のプラットフォームを採用しているのだが、こちらもとても良い。

 カムリはFFで車体とサスペンションがとても良く路面にコンタクトしている。室内静粛性の高さも、ドライバーに安心感を与えるのでより平凡に感じるのかもしれないね。

ホンダ S660「最低でも1Lターボが必要」

S660/エンジン:0.66L直3ターボ、最高出力:64ps/6000rpm、最大トルク:10.6kgm/2600rpm

 最後にS660。これはもう、もともと軽の規格で作っていないのだ。

 最低でも1.0Lターボエンジン(が必要)。平凡というと現オーナーに怒られてしまいそうだが、駆動方式はミドシップだし、もうちょっとパワーのあるエンジンを載せてほしかった。

 冬に北海道・鷹栖のテストコースで雪上試乗したのだけが、本当に楽しかった。雪上では滑りやすく、要するにパワーアップしたのと同じ効果がある。

 確かにオンロードでのグリップ感とロールのフィールは素直で気持ちの良いもの。でも、ちょっとアクセル踏み込めばジキル&ハイドのような二面性があれば、もっと魅力的なはず。

 スポーツカーに乗ると、男性ホルモンのテストステロンがドバっと分泌されるらしい。今のS660じゃその量は1/2だね。

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